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【2026年9月版】障害者雇用の転職エージェント比較|おすすめ12選と選び方・口コミ評判

明るいオフィスで、車いすの男性にタブレットを見せながら求人を紹介する女性アドバイザー 障がい者の転職

本記事は2026年9月21日に、状況別の早見表、dodaチャレンジとatGPの選び分け、主要7社の特徴、発達障害・グレーゾーンの人の選び方、複数登録の進め方を追加し、各社の情報を公式サイトで確認し直して更新しました。

障害者雇用の転職エージェントは、障害者手帳の有無・就労経験・住んでいる地域の3つで、最初に登録する先が決まります。手帳があり就労経験もある人はdodaチャレンジ、自分でも求人を見ながら進めたい人はatGP、手帳がない人や働く準備から始めたい人は就労移行支援が出発点です。

この記事では、障害者向けの転職エージェントと求人サイト12社を、各社の公式サイトで確認できた情報(2026年9月21日時点)だけで比べました。状況別の早見表、dodaチャレンジとatGPの選び分け、主要7社の特徴、発達障害・グレーゾーンの人の選び方、複数登録の進め方の順に説明します。

▼記事を読むのが面倒な人のためにAI解説動画を作りました。読み間違いはご容赦くださいませ。

▶ ひと目でポイントがわかるインフォグラフィック(クリックすると表示されます)

  1. 【結論】状況別・最初に登録する障害者転職エージェント早見表
  2. dodaチャレンジとatGP、どちらに登録する?状況別の選び分け
    1. 登録しても、面談(カウンセリング)に進めないことがある
    2. 手帳がない人・働く準備から始めたい人は、先に就労移行支援へ
  3. 障害者雇用の転職エージェント選びで失敗しないための「3つの鉄則」
  4. 障害者雇用の今|雇用される障害者は過去最高、法定雇用率は2.7%に
  5. 【一覧比較表】障害者雇用の転職エージェント12社を比較
    1. 【登録不要】あなたに合う転職エージェントは? 7問の診断ツール
  6. 主要7社の特徴と向いている人|障害者向け転職エージェントを1社ずつ解説
    1. 1. dodaチャレンジ|就労経験を活かして大手・優良企業を狙う人に
    2. 2. atGP(アットジーピー)|自分で探す・スカウト・エージェントを1つの登録で使いたい人に
    3. 3. マイナビパートナーズ紹介|初めての転職で、準備から相談したい人に
    4. 4. ランスタッド(チャレンジド)|年収アップや大手企業の求人から探したい人に
    5. 5. LITALICO仕事ナビ|求人を幅広く見ながら、就労移行支援も検討したい人に
    6. 6. エージェント・サーナ|関東・関西で、就労経験を活かしたい人に
    7. 7. DIエージェント|在宅・テレワークや、精神・発達障害の支援実績で選びたい人に
    8. そのほかの5社|地域や目的が合えば候補に
  7. 障害者向け転職エージェントの評判・口コミの実態|大手5社の傾向
  8. 【障害種別ごと】特におすすめの転職エージェント
    1. 1. 精神障害(うつ病・双極性障害・統合失調症など)の方におすすめ
    2. 2. 発達障害(ASD・ADHDなど)の方におすすめ
    3. 3. 身体障害・内部障害の方におすすめ
  9. 発達障害(ADHD・ASD)・グレーゾーンの人の転職エージェントの選び方
    1. ADHD・ASDの人が面談で伝えておきたいこと
  10. 地方・在宅で障害者雇用の求人を探すときのコツ
  11. 複数の転職エージェントに登録してよい?併用の進め方と注意点
  12. 障害者向け転職エージェントのメリットとデメリット(注意点)
    1. 4つのメリット:専門サポートで転職成功率アップ
    2. 3つのデメリット:注意点と「上手な対処法」
    3. 転職エージェントを使わないほうがいい人
  13. 登録から内定まで|転職エージェント利用の完全ガイド(7ステップ)
  14. 障害者向け転職エージェントを最大限に活用する「5つの秘訣」
    1. 秘訣+α:エージェントに「断られた・紹介されない」ときの対処法
  15. 障害者向け転職エージェントに関するQ&A
  16. まとめ:最適なエージェントを見つけて、自分らしく働ける未来へ

【結論】状況別・最初に登録する障害者転職エージェント早見表

手帳の有無や就労経験などから最初の相談先を考える分かれ道の図

最初に登録する先は、次の表で決められます。上から順に、自分に当てはまる行を探してください。

あなたの状況最初に登録する先理由と、あわせて使う先
障害者手帳がある(申請中を含む)。就労経験があり、大手・優良企業の障害者雇用枠を狙いたいdodaチャレンジ障害者の転職支援数No.1(2025年度)。面談は電話・オンラインで全国対応。あわせてatGPで求人を検索する
手帳がある。まず自分で求人を見て、気になる求人に自分で応募したい。スカウトも受けたいatGP求人検索・スカウト・エージェントを1つの登録で使える。あわせてdodaチャレンジ
手帳がある。初めての転職で、自己理解や応募書類の準備から相談したいマイナビパートナーズ紹介カウンセリングはWeb・電話・対面。入社後も半年ほどを目処にフォロー
在宅・テレワークで働きたい。地方に住んでいるDIエージェント/dodaチャレンジDIエージェントの運営会社はテレワーク型の雇用支援も手がける。dodaチャレンジは全国対応。ランスタッドの完全在宅の求人区分も確認する
年収アップやハイクラスの求人を狙いたいランスタッド(チャレンジド)/atGPランスタッドは年収アップ・大手企業の求人特集がある。atGPには年収500万円以上を目指す人向けの特化サービスがある
首都圏で、精神障害のある人への支援実績で選びたいアビリティスタッフィング精神障害のある人を中心に就職支援実績1,500人超。対象は東京・千葉・神奈川・埼玉
関東・関西で、身体障害・内部障害があり、就労経験を活かしたいエージェント・サーナ就労経験のある人が対象。独自の非公開求人が全案件の85%と記載
手帳がない・グレーゾーン。ブランクが長い。体調が安定しない就労移行支援(転職エージェントより先に)障害者雇用枠の求人は手帳が応募の条件。就労移行支援は、手帳がなくても利用できる場合がある
各社の公式サイトで確認した内容をもとに作成(2026年9月21日)

表の1〜2行目に当てはまる人は、dodaチャレンジとatGPの両方に登録しておくと、片方で面談や求人紹介に進めなかったときも活動が止まりません。2社の違いは次の章、各社の詳細は主要7社の特徴、手帳がない人の進め方は発達障害・グレーゾーンの人の選び方で説明します。

dodaチャレンジとatGP、どちらに登録する?状況別の選び分け

相談後に応募する方法と自分で応募する方法を並べた図

就労経験を活かして大手企業の障害者雇用枠を狙うならdodaチャレンジ、自分でも求人を探しながら進めたいならatGPが向いています。いちばん大きな違いは応募の進め方です。dodaチャレンジは、サイトに掲載されている求人も含めて、キャリアカウンセリングを経て応募します。atGPは、自分で検索して応募する・スカウトを受ける・エージェントに相談する、の3つから選べます。

比べる点dodaチャレンジatGP(アットジーピー)
運営パーソルダイバース(パーソルグループ)ゼネラルパートナーズ(2003年設立)
サービスの形転職エージェント求人検索・スカウト・エージェント
応募の進め方掲載求人も、キャリアカウンセリングを経て応募する求人検索は自分で応募できる。エージェント経由の求人は転職相談のあとに紹介される
対象身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳のいずれかを持つ人。申請中は利用できる可能性あり同じ3種類の手帳のいずれかの交付を受けていること。申請中は利用できる可能性あり
面談の方法電話・オンライン・メール(全国)。対面は東京・関西・中部のオフィスオンライン・電話・対面(東京・大阪・名古屋のオフィス)。約1〜2時間、平日のみ
登録後の流れ登録情報と求人要件をもとに紹介できる求人があるかを確認し、ある場合にカウンセリングを案内登録から5営業日を目安に、メールか電話で連絡
求人公開求人1,902件(9月18日更新)。非公開求人は全体の約9割と記載サイト掲載1,661件(9月20日更新)。ADHD・ASDなどの障害名、在宅勤務、時短勤務でも探せる
公式サイトの実績転職支援数No.1、入社6か月後の定着率95%、カウンセリング満足度93%(いずれも2025年度)20年以上の支援実績。「業界No.1」は2021年2月の調査結果
向いている人就労経験があり、大手・優良企業を狙う人。時短勤務・ハイキャリア・新卒など条件別の支援を受けたい人自分のペースで求人を見たい人。スカウトを受けたい人。面談に進めなかったときも自分で応募して活動を続けたい人
出典:dodaチャレンジ、atGPの各公式サイト(2026年9月21日確認)

登録しても、面談(カウンセリング)に進めないことがある

どちらのサービスも、登録すれば必ず面談や求人紹介を受けられるわけではありません。dodaチャレンジの公式FAQは、紹介できる求人がない場合は、求人が出るまでカウンセリングを待ってもらうと説明しています。atGPも、取り扱い求人の状況によっては転職相談や求人紹介の提供が難しい場合があるとしています。

dodaチャレンジは、希望の求人要件と本人の職務経歴などを総合的に判断すると説明しています。希望の勤務地や職種に求人が少ないときや、職務経歴と求人の要件が合わないときに起こりやすいと考えられます。1社で進めなかったときに活動が止まらないよう、最初から2社に登録しておくのが現実的です。断られたときの対処はdodaチャレンジに断られた理由と次の一手で解説しています。

手帳がない人・働く準備から始めたい人は、先に就労移行支援へ

障害者雇用枠の求人は、障害者手帳を持っていることが応募の条件です。手帳がない人、ブランクが長い人、体調に波がある人は、転職エージェントより先に就労移行支援を検討してください。就労移行支援は、働くためのスキルや生活リズムを整え、就職活動から就職後の定着までを支える福祉サービスです。

事業所の選び方は発達障害向け就労移行支援おすすめ10選、手帳がない場合の利用条件は就労移行支援は手帳なし・グレーゾーンでも利用できるで説明しています。IT分野を目指す人はNeuro Diveの評判、障害別のコースで学びたい人はatGPジョブトレの評判も参考にしてください。

ここまで読んで登録先が決まった人は、次のボタンから公式サイトで詳細を確認できます。

※対象は障害者手帳をお持ちの方です。申込後、キャリアアドバイザーからの電話・メールに応じて面談まで進むと、サポートが始まります(面談の流れ)。

※atGPの対象は、身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳のいずれかをお持ちの方です(申請中の方は利用できる可能性があります)。登録後、5営業日を目安にメールか電話で連絡があります。

障害者雇用の転職エージェント選びで失敗しないための「3つの鉄則」

転職エージェント選びの3つの鉄則を「専門性」「サポート」「比較」のアイコンで示し、考える男性を添えた図

どのエージェントを選ぶ場合にも共通する鉄則は、次の3つです。

  1. 「障害種別」への専門性で選ぶ(精神・発達障害か、身体障害か)
    • エージェントには得意分野があります。精神障害のある人への支援実績を公表しているアビリティスタッフィングやDIエージェント、身体障害・内部障害のある人に向けた案内をしているエージェント・サーナのように、対象や強みは社によって違います。自分の障害種別に合う社を選びましょう。
  2. 「サポートの質」で選ぶ(求人の質だけでなく「定着支援」の具体性)
    • 求人数の多さも重要ですが、それ以上に「入社後のフォロー(定着支援)」が具体的かどうかが鍵です。入社後も面談があるか、サポート期間はどのくらいかを確認しましょう。
  3. 「担当者ガチャ」を避ける(最低2~3社の併用登録でリスク回避)
    • サポートの質は、最終的に「担当者」との相性に大きく左右されます。これは運の要素も絡むため、2~3社に併用登録し、最も信頼できる担当者を見極めるのが確実です。

障害者雇用の今|雇用される障害者は過去最高、法定雇用率は2.7%に

雇用される人の増加、法定雇用率の引き上げ、対象企業の拡大、精神障害のある人の雇用の伸びを並べた図解

厚生労働省の「令和7年 障害者雇用状況の集計結果」によると、2025年6月1日時点で民間企業に雇用されている障害者は70万4,610.0人で、22年連続で過去最高になりました。実雇用率は2.41%、法定雇用率を達成した企業の割合は46.0%です(厚生労働省「令和7年 障害者雇用状況の集計結果」)。

障害種別では、精神障害のある人が16万8,542.0人で前年より11.8%増え、伸び率がもっとも大きくなっています。

民間企業の法定雇用率は2024年4月に2.5%になり、2026年7月から2.7%に上がりました。対象となる企業も、従業員37.5人以上に広がっています(大分労働局「令和8年7月より障害者の法定雇用率が2.7%に引き上げられます」)。

【一覧比較表】障害者雇用の転職エージェント12社を比較

パソコン画面に並ぶ複数の転職エージェントのロゴを、虫眼鏡で見比べる人

まずは、主要な転職エージェント12社を一覧表で比較します。

表の内容は、2026年9月21日に各社の公式サイトで確認できた範囲で整理しています。求人数や実績は日々変わるため、登録前に必ず各公式サイトで最新情報を確認してください。

エージェントサービスの形対応エリア公式サイトで確認できたこと(2026年9月21日)
dodaチャレンジ転職エージェント(求人紹介)全国(オンライン・電話で面談)転職支援数No.1(厚生労働省「人材サービス総合サイト」)、入社6か月後の定着率95%(いずれも2025年度時点の公式サイトの記載)
atGP(アットジーピー)求人検索・求人紹介・スカウト全国自分で探す・紹介を受ける・企業から声がかかる、の3つを使える。サイト掲載の求人は1,661件(9月20日更新)
LITALICO仕事ナビ求人サイト(就職支援サービスあり)全国合計掲載求人数5,393件。キャリアアドバイザーへの転職相談(無料)もある
ランスタッド(チャレンジド)転職支援・派遣全国フルリモート(完全在宅)の求人区分がある。精神障害のある人向けの専門的な就労支援は、9都府県に住む人が対象
障害者雇用バンク求人サイト全国47都道府県求人掲載数3,245件(9月21日更新)
マイナビパートナーズ紹介求人紹介全国(カウンセリングはWeb・電話。対面も可)マイナビグループの特例子会社が運営。入社後も半年ほどを目処にフォロー
エージェント・サーナ転職エージェント関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)・関西(大阪・京都・兵庫・滋賀)就労経験のある人が対象。独自の非公開求人が全案件の85%と記載。面談はWeb(東京本社は対面も可)
アビリティスタッフィング転職エージェント(人材紹介・紹介予定派遣)首都圏(東京・千葉・神奈川・埼玉)精神障害のある人が中心。対象企業での定着率94%、就職支援実績1,500人超(いずれも2026年1月時点)
マイマイリンク求人サイト全国身体・精神・発達・知的障害の求人を掲載。運営は株式会社Startline
DIエージェント転職エージェント(求人紹介)—(面談はオンライン)就職支援実績7,500人以上、取引実績1,600社以上(時点の記載なし)。実績の半数は精神障害(発達障害を含む)のある人
クローバーナビ求人サイト(エージェント機能あり)全国47都道府県身体・視覚・聴覚・発達など複数の障害に対応と記載
リコモス求人サイト東京・首都圏東京・首都圏の障害者求人を中心に掲載

(注)数値は各社の公式サイトに記載された値です。求人掲載数に非公開求人は含まれません。対応エリアの「—」は、公式サイトにエリアの記載が見当たらなかったことを示します。

【登録不要】あなたに合う転職エージェントは? 7問の診断ツール

「自分のタイプがいまいち分からない…」という方は、こちらの診断ツールを使ってみてください。7つの質問に答えると、手帳の有無・就労経験・地域・働き方から、合う候補を3つ提案します。提案の根拠は、上の比較表と同じく各社の公式サイトの情報です。

▼「診断を始める」をクリックしてください。

手帳があり、就労経験もある人の最初の登録先はdodaチャレンジです

公式サイトは、障害者の転職支援数No.1(2025年度・厚生労働省「人材サービス総合サイト」)、入社6か月後の定着率95%(2025年度)と記載しています。面談は電話・オンラインで全国から受けられます。

主要7社の特徴と向いている人|障害者向け転職エージェントを1社ずつ解説

転職サービスを運営や対象など共通項目で見比べる図

ここからは、利用を検討する人が多い7社を1社ずつ見ていきます。表の内容は、2026年9月21日に各社の公式サイトで確認したものです。

1. dodaチャレンジ|就労経験を活かして大手・優良企業を狙う人に

dodaチャレンジは、パーソルグループのパーソルダイバースが運営する、障害者専門の転職エージェントです。公式サイトは、障害者の転職支援数No.1(2025年度・厚生労働省「人材サービス総合サイト」)、入社6か月後の定着率95%(2025年度)と記載しています。

運営パーソルダイバース株式会社(パーソルグループ)
サービスの形転職エージェント。サイトに掲載されている求人も、キャリアカウンセリングを経て応募する
対象身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳のいずれかを持つ人。申請中は利用できる可能性あり。これから申請する人は、手帳の交付後に求人紹介
面談電話・オンライン・メールで全国対応。対面は東京本社・関西オフィス・中部オフィス
求人公開求人1,902件(2026年9月18日更新)。非公開求人は全体の約9割と記載
公式サイトの実績転職支援数No.1、カウンセリング満足度93%、入社6か月後の定着率95%(いずれも2025年度)
利用条件年齢制限なし。在職中・離職中・学生も利用できる
注意点登録情報と求人要件をもとに紹介できる求人があるかを確認し、ある場合にカウンセリングを案内。ない場合は求人が出るまで待つ

向いている人:就労経験やスキルがあり、大手・優良企業の障害者雇用枠を狙いたい人。時短勤務、ハイキャリア、新卒・第二新卒など、条件別の支援を受けたい人。

くわしくはdodaチャレンジ 徹底ガイド、dodaチャレンジの評判、面談内容と登録から内定までの流れで解説しています。

※対象は障害者手帳をお持ちの方です。申込後、キャリアアドバイザーからの電話・メールに応じて面談まで進むと、サポートが始まります(面談の流れ)。

2. atGP(アットジーピー)|自分で探す・スカウト・エージェントを1つの登録で使いたい人に

atGPは、ゼネラルパートナーズ(2003年設立)が運営する、障害者専門の就職・転職サービスです。求人を自分で検索して応募する、スカウトを受け取る、エージェントに相談する、の3つの進め方を選べます。

運営株式会社ゼネラルパートナーズ
サービスの形求人検索(自分で応募)・スカウト・エージェント。就労移行支援のatGPジョブトレも運営
対象身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳のいずれかの交付を受けていること。申請中は利用できる可能性あり
面談(転職相談)オンライン・電話・対面(東京・大阪・名古屋のオフィス)。約1〜2時間、平日のみ
登録後の流れ登録から5営業日を目安にメールか電話で連絡。案内できる求人がない場合もメールで連絡
求人サイト掲載1,661件(2026年9月20日更新)。ADHD・ASDなどの障害名、在宅勤務、週20〜30時間の時短勤務などの条件で探せる
公式サイトの実績20年以上の支援実績。「障害者の転職サービス業界No.1」は2021年2月の調査結果
特化サービス年収500万円以上を目指す人向け、障害者アスリート向け、新卒学生向けのエージェントがある
注意点取り扱い求人の状況によっては、転職相談や求人紹介の提供が難しい場合がある

向いている人:自分のペースで求人を見たい人。スカウトを受けたい人。エージェントの面談に進めなかったときも、自分で応募して活動を続けたい人。

口コミの傾向はatGPの評判、就労移行支援はatGPジョブトレの評判、新卒向けはatGP就活エージェントの評判で解説しています。

※atGPの対象は、身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳のいずれかをお持ちの方です(申請中の方は利用できる可能性があります)。登録後、5営業日を目安にメールか電話で連絡があります。

3. マイナビパートナーズ紹介|初めての転職で、準備から相談したい人に

マイナビパートナーズ紹介は、マイナビグループの特例子会社である株式会社マイナビパートナーズが運営する、障がい者に特化した求人紹介サービスです。サイトで見られる求人は一部で、多くは非公開求人です。

運営株式会社マイナビパートナーズ(マイナビグループの特例子会社)
サービスの形求人紹介(人材紹介)。カウンセリングのあとに求人を紹介
対象登録時に障害者手帳を用意する。申請中でも登録できる。手帳がなくても登録自体はできるが、求人を紹介できない可能性があると記載
カウンセリングWebまたは電話。来社して対面で受けることもできる。オンラインで受けられるため、地方に住む人も利用できる
登録後の流れ登録完了から遅くとも2営業日以内に、案内のメールが届く
入社後半年ほどを目処に、電話やメールでフォロー
年齢・費用年齢制限なし。登録から成約まで無料

向いている人:初めての転職で、自己理解や応募書類の準備から相談したい人。公式FAQは、希望に合わない求人は断ってよいと明記しているので、紹介を断りにくいと感じる人にも向いています。

口コミの傾向はマイナビパートナーズ紹介の評判で解説しています。

4. ランスタッド(チャレンジド)|年収アップや大手企業の求人から探したい人に

ランスタッドのチャレンジド転職支援サービスは、総合人材サービスのランスタッドが提供する、障がい者向けの求人紹介です。専任のコンサルタントが、面談から入社後の定着フォローまでを一貫して担当します。

運営ランスタッド株式会社
サービスの形直接雇用(正社員・契約社員・パート・アルバイト)の求人紹介
登録・面談WEBまたは近くのオフィス。エントリーは仮登録で、面談を経て正式な登録になる
求人の特集大手企業求人、年収アップ求人、社名公開求人。フルリモート(完全在宅)の求人区分がある
精神障害のある人精神保健福祉士法に基づく専門的な就労支援は、東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・群馬・栃木・茨城・兵庫に住む人が対象
登録時の準備通院・服薬をしている精神障害・知的障害のある人などは「主治医の意見書(様式4)」を用意する
入社後職場に定着できるまで、専任コンサルタントが定期的に連絡

向いている人:年収アップや、大手企業・社名公開の求人から探したい人。完全在宅の求人を探したい人。

口コミの傾向はランスタッドチャレンジドの評判で解説しています。

▶ 公式サイト:ランスタッド(チャレンジド)

5. LITALICO仕事ナビ|求人を幅広く見ながら、就労移行支援も検討したい人に

LITALICO仕事ナビは、株式会社LITALICOが運営する障害者向けの求人サイトです。合計掲載求人数は5,393件(2026年9月21日確認)で、キャリアアドバイザーへの転職相談(無料)も申し込めます。

運営株式会社LITALICO
サービスの形求人サイト。キャリアアドバイザーが求人の案内・書類添削・面接対策をする転職エージェントもある
求人合計掲載求人数5,393件。勤務日数の相談可、車通勤の相談可などの条件で探せる
エージェントの利用登録内容をもとに求人を案内できる場合に、担当のキャリアアドバイザーがつく
そのほか就労移行支援事業所を探す機能がある

向いている人:まず求人を幅広く見たい人。就労移行支援の利用も同時に検討している人。

▶ 公式サイト:LITALICO仕事ナビ

6. エージェント・サーナ|関東・関西で、就労経験を活かしたい人に

エージェント・サーナは、障がい者の就労支援を30年以上続ける株式会社イフの転職エージェントです。就労経験のある人(既卒者)を対象にしており、独自の非公開求人が全案件の85%を占めると公式サイトに記載しています。

運営株式会社イフ
サービスの形転職エージェント(職業紹介)。自分で応募する求人サイト「WebSana」とは別のサービス
対象就労経験のある人(既卒者)。公式サイトの「初めての方へ」は、身体障がい・内部障がいのある人に向けた案内になっている
対応エリア関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)、関西(大阪・京都・兵庫・滋賀)。「初めての方へ」には東海(名古屋)の記載もある
面談Web面談。希望すれば東京本社で対面も可(関西はWeb面談のみ)。1時間〜1時間30分。平日の夜間も対応
面談に用意するもの履歴書・職務経歴書・障害者手帳
入社後フォロー面談などでサポート

向いている人:関東・関西で働きたい、就労経験のある人。身体障害・内部障害があり、大手・優良企業の求人を探したい人。

▶ 公式サイト:エージェント・サーナ

7. DIエージェント|在宅・テレワークや、精神・発達障害の支援実績で選びたい人に

DIエージェントは、株式会社D&Iが運営する障害者専門の転職エージェントです。公式FAQによると、実績の半数は精神障害(発達障害を含む)のある人で、障害者手帳を申請中・検討中の人も対象にしています。

運営株式会社D&I(2025年2月にTOKYO PRO Marketへ上場)
サービスの形転職エージェント。同社は求人サイト「BABナビ」と、テレワーク型の雇用支援「エンカク」も運営
対象障害者手帳を取得している人。取得を申請中・検討中の人も可
面談オンライン面談
公式サイトの実績サービス全体で取引1,600社以上、就職支援7,500人以上(時点の記載なし)。実績の半数は精神障害(発達障害を含む)のある人

向いている人:在宅・テレワークで働きたい人。精神障害・発達障害のある人への支援実績で選びたい人。手帳の取得をこれから検討する段階の人。

▶ 公式サイト:DIエージェント

そのほかの5社|地域や目的が合えば候補に

  • アビリティスタッフィング:リクルートグループが運営する転職エージェント。精神障害のある人を中心に就職支援実績1,500人超。対象エリアは首都圏(東京・千葉・神奈川・埼玉)
  • 障害者雇用バンク:全国47都道府県の求人を掲載する求人サイト。求人掲載数3,245件(2026年9月21日更新)
  • マイマイリンク:株式会社Startlineが運営する求人サイト。精神・発達障害のある人に向けた就職情報も掲載
  • クローバーナビ:全国47都道府県の求人を掲載する求人サイト。新卒・学生向けのセミナーやインターンシップ情報も多い
  • リコモス:東京・首都圏の障害者求人を中心に掲載する求人サイト。面接会や説明会の情報も掲載

障害者向け転職エージェントの評判・口コミの実態|大手5社の傾向

転職エージェントの口コミを四つの観点で整理する図

結論から言えば、大手エージェントの評判は、どの社も「サポートは手厚い」という高評価と「担当者との相性・連絡のスピードへの不満」に分かれます。悪い評判の多くはサービス全体の欠陥ではなく、担当者との組み合わせや、利用者の期待とのずれから生まれています。ここでは、当サイトの各評判記事で整理した口コミの傾向を要約します(口コミの出典と詳細は各記事に記載)。

  • dodaチャレンジ:「ひどい」と検索されがちですが、実態は連絡の行き違いや紹介見送りの個別体験談が中心。入社後6ヶ月定着率95%(2025年度時点・公式サイトの記載)と実績は堅実です。→ dodaチャレンジの評判の真相
  • atGP(アットジーピー):評判が二極化する最大の理由は「すぐ転職したい人」と「長期安定を重視する設計」の期待値ミスマッチ。→ atGPの評判は悪い?真相と賢い使い方
  • ランスタッド(チャレンジド):外資系・ハイクラス志向で「年収を上げられた」という声の一方、求人の母数が少なめという指摘も。→ ランスタッドチャレンジドの評判
  • マイナビパートナーズ紹介:大手グループの安心感と丁寧な面談が高評価。対応エリアは事前に確認を。→ マイナビパートナーズ紹介の評判
  • LITALICO仕事ナビ:求人掲載数の多さと検索のしやすさが強み。エージェント型の個別サポートを求める場合は他社併用が推奨されます。

評判を見るときのコツは、「担当者と合わなかった」系の声はどの社にも一定数あると知っておくことです。それよりも「求人の質」「定着支援の具体性」への評価に注目し、最終的には2〜3社に登録して自分の目で比較するのが、口コミに振り回されない最も確実な方法です。

【障害種別ごと】特におすすめの転職エージェント

面談中に涙をぬぐう男性に、女性のアドバイザーがそっとティッシュを差し出す様子

あなたの障害特性によって、最適なエージェントは異なります。ここでは、障害種別ごとにおすすめのエージェントを厳選して紹介します。

1. 精神障害(うつ病・双極性障害・統合失調症など)の方におすすめ

精神障害のある方の転職では、「体調の波への理解」「通院への配慮」「短時間勤務や在宅勤務の可否」が重要なポイントになります。以下のエージェントは、精神障害のサポート実績が豊富です。

  • アビリティスタッフィング (首都圏)
    精神障害のある人を中心に支援する転職エージェントです。公式サイトでは、対象企業での定着率を94%(2026年1月時点)と記載しています。首都圏(東京・千葉・神奈川・埼玉)で探す人が対象です。
  • dodaチャレンジ (全国)
    全国に対応し、オンラインや電話で面談を受けられます。公式サイトでは、入社6か月後の定着率を95%(2025年度時点)と記載しています。
  • マイマイリンク (全国)
    身体・精神・発達・知的障害の求人を掲載する求人サイトです。運営する株式会社Startlineは、就労移行支援も手がけています。

2. 発達障害(ASD・ADHDなど)の方におすすめ

発達障害のある方の転職では、「特性(強み・弱み)の理解」「業務内容の明確化(マニュアル化)」「感覚過敏への配慮」などが鍵となります。

  • LITALICO仕事ナビ (全国)
    就労移行支援のLITALICOワークスと同じ株式会社LITALICOが運営する求人サイトです。キャリアアドバイザーへの転職相談(無料)も申し込めます。
  • リコモス (首都圏)
    東京・首都圏の障害者求人を中心に掲載する求人サイトです。面接会や説明会の情報も掲載しています。
  • atGP (全国)
    求人をADHD・ASDなどの障害名で検索できます。スカウトを受け取ることもできます。

▶ 手帳がない人やグレーゾーンの人の進め方は、発達障害・グレーゾーンの人の選び方でくわしく説明します。

3. 身体障害・内部障害の方におすすめ

身体障害や内部障害のある方の場合、「物理的なバリアフリー環境」「通勤の配慮」「通院や服薬への理解」に加え、障害者雇用枠でもキャリアアップを目指せる求人の存在が重要です。

発達障害(ADHD・ASD)・グレーゾーンの人の転職エージェントの選び方

手帳の状況に応じて利用できる就労相談の窓口を選ぶ図

発達障害のある人は、精神障害者保健福祉手帳などの障害者手帳を持っていれば、障害者向けの転職エージェントをそのまま利用できます。手帳がない人やグレーゾーンの人は、障害者雇用枠の求人に応募できないため、手帳の取得を検討するか、一般枠の転職と就労移行支援を組み合わせます。

あなたの状況使える窓口ポイント
手帳がある(ADHD・ASDの診断あり)障害者向けの転職エージェント(dodaチャレンジ、atGP、DIエージェントなど)atGPは求人をADHD・ASDなどの障害名で検索できる。DIエージェントは、実績の半数が精神障害(発達障害を含む)のある人と公表している
手帳を申請中dodaチャレンジ、atGP、マイナビパートナーズ紹介、DIエージェントいずれも、申請中の登録や利用の可能性を公式サイトに記載している。求人紹介は手帳の交付後になる場合がある
診断はあるが、手帳がない手帳の取得を検討する/就労移行支援/一般枠の転職障害者雇用枠は手帳が応募の条件。マイナビパートナーズ紹介は、登録自体はできるが求人を紹介できない可能性があると記載している
未診断・グレーゾーン一般枠の転職サービス/就労移行支援(自治体の判断で利用できる場合がある)/医療機関への相談まず、自分の特性と必要な配慮を整理する
各社の公式サイトで確認した内容をもとに作成(2026年9月21日)

ADHD・ASDの人が面談で伝えておきたいこと

面談では、できないことだけでなく、どうすればできるかを具体的に伝えると、求人とのマッチングが進みやすくなります。次の4点をメモにして持っていくと、話しやすくなります。

  • 指示の受け方:口頭よりも文書やチャットのほうが分かりやすい、など
  • 苦手な業務と、すでにしている工夫:マルチタスク、電話対応、締切の管理など
  • 集中しやすい環境:音、光、座席の位置、在宅勤務の希望など
  • 通院の頻度と、体調が崩れやすい状況

適職の考え方はADHDに向いてる仕事とASD・ADHD併発の仕事選び、手帳を取るかどうかはADHDの障害者手帳、取るべき?で解説しています。手帳がない場合の選択肢はdodaチャレンジは手帳なし・グレーゾーンでも利用できる?、転職活動の全体像は発達障害の転職 完全ガイドにまとめました。

地方・在宅で障害者雇用の求人を探すときのコツ

全国対応のエージェントやオンライン面談、勤務地での絞り込み、在宅勤務の条件、ハローワークなど、地方や在宅で求人を探す方法を整理した図解

地方に住んでいる人や在宅で働きたい人は、全国に対応するエージェントと、勤務地で絞り込める求人サイトを組み合わせると選択肢が増えます。首都圏や関西が中心のサービスは、地域によって紹介できる求人が少なくなることがあります。

  • 全国に対応するエージェントに登録する(例: dodaチャレンジはオンライン・電話で面談できる)
  • 求人サイトで勤務地を絞って検索する(例: 障害者雇用バンクは47都道府県の求人を掲載)
  • 在宅勤務を希望する場合は、検索条件でフルリモートなどに絞る(例: ランスタッドにはフルリモートの求人区分がある)
  • オンラインで面談できるエージェントを選ぶ(例: マイナビパートナーズ紹介は、オンラインのカウンセリングで地方に住む人も利用できると公式FAQに記載)
  • 地元のハローワークの専門援助部門や、地域障害者職業センターもあわせて使う

dodaチャレンジを地方や在宅で使うときの実際は、dodaチャレンジは地方でも使える?とdodaチャレンジで完全在宅の求人は探せる?で解説しています。

複数の転職エージェントに登録してよい?併用の進め方と注意点

エージェント型と求人サイト型を併用し応募状況を管理する図

複数のエージェントに登録しても問題ありません。各社の利用は無料で、紹介された求人に応募する義務もありません。マイナビパートナーズ紹介の公式FAQも、希望に合わない求人は断ってよいと明記しています。2〜3社に登録して、担当者との相性と、紹介される求人を比べてください。

  1. エージェント型を1〜2社、求人サイト型を1社の組み合わせにする(例:dodaチャレンジ+atGP+LITALICO仕事ナビ)
  2. 同じサービスに二重に申し込まない。以前に登録したサービスは、新しく申し込まずに同じ登録のまま再開する
  3. 同じ求人に、複数のエージェントから応募しない。企業側で重複応募になり、選考に影響することがある
  4. 応募状況を表にして管理する(社名・応募日・経由したサービス・結果)
  5. 面談で、ほかに利用しているサービスを正直に伝える

登録を増やしすぎると、連絡への対応が追いつかなくなります。申込後の電話やメールに返信できる範囲にとどめることが、面談や求人紹介に進むための前提です。

障害者向け転職エージェントのメリットとデメリット(注意点)

メリットとして車いすの男性が採用担当者と握手する場面と、デメリットとしてエージェントからの連絡がないスマートフォンに困る女性を並べた図

エージェントは「魔法の杖」ではありません。メリットを最大化し、デメリットを回避するため、実態を正確に理解しておきましょう。

4つのメリット:専門サポートで転職成功率アップ

  1. 障害への「合理的配慮」の交渉
    企業側に「体調が悪い時は休みたい」「通院を許可してほしい」「業務マニュアルを整備してほしい」といった、自分では言いにくい配慮事項を専門家の立場で交渉してくれます。
  2. 非公開求人・独自求人
    一般には公開されていない、障害者雇用に積極的な優良企業の求人(非公開求人)を紹介してもらえます。dodaチャレンジは、非公開求人が多数あると公式サイトに記載しています。
  3. 専門的な選考対策
    障害特性を踏まえた「自己PR」や「障害の説明方法」を具体的に添削・指導してもらえます。これは独学では難しい、エージェント利用の最大のメリットの一つです。
  4. 入社後の「定着支援」
    転職はゴールではありません。入社後も定期的に面談を行い、新しい職場で直面する悩みをサポートしてくれるサービス(dodaチャレンジ、アビリティスタッフィングなど)は、非常に心強い存在です。

3つのデメリット:注意点と「上手な対処法」

  1. 「担当者ガチャ」が存在する
    正直なところ、担当者の知識や熱意、相性には差があります。知識不足や連絡が遅い担当者に当たってしまうリスクはゼロではありません。
    • 【対処法】
      これを回避する唯一にして最強の方法が「複数社(2~3社)への同時登録」です。比較することで、自分に合う担当者を見極められます。合わないと感じたら、迷わず担当者の変更を申し出るか、そのエージェントの利用を停止しましょう。
  2. 求人紹介が少ない場合がある
    希望条件(特に「地方」「在宅」「未経験」)によっては、紹介できる求人がすぐには見つからないことがあります。
    • 【対処法】
      複数のエージェントに登録し、求人の「母数」を増やすことが重要です。また、希望条件に優先順位をつけ、「これだけは譲れない」という点を明確にしておきましょう。
  3. エージェントの都合が優先される?
    (稀ですが)内定承諾を急かされたり、希望と異なる求人を強く勧められたりするケースも耳にします。
    • 【対処法】
      自分の「転職の軸」をしっかり持ち、納得できない場合は毅然と断ることが大切です。「他のエージェントの意見も聞いてみます」と伝えるのも有効です。

転職エージェントを使わないほうがいい人

次のような場合は、転職エージェントより先に、ほかの支援を使うほうが合っていることがあります。

  • 体調が安定せず、すぐに働き始めるのが難しい → 主治医と相談しながら、就労移行支援などで働く準備を整える
  • 自分に合う仕事や必要な配慮がまだ分からない → 就労移行支援や地域障害者職業センターで、自己理解を深める
  • 応募先を自分で探して比べたい → 求人サイトやハローワークで探す

登録から内定まで|転職エージェント利用の完全ガイド(7ステップ)

オフィスビルの前に立つスーツ姿の若い男女と、初出社を表すビルのアイコン

転職エージェントの利用は、以下の流れで進みます。特に「STEP 2」が最も重要です。

登録から内定までの7STEP
  • STEP1
    Web登録

    各エージェントの公式サイトから3~5分程度で完了します。

  • STEP2
    キャリア面談(最重要)

    担当者と面談(オンラインまたは対面)し、職務経歴、障害特性、希望条件、必要な配慮を伝えます。ここで不安や希望を正直に話すことが、マッチングの精度を上げます。

  • STEP3
    求人紹介

    面談内容に基づき、あなたに合った求人を紹介されます。

  • STEP4
    書類添削・応募

    企業ごとに最適化された応募書類(履歴書・職務経歴書)の作成をサポートしてもらいます。

  • STEP5
    面接対策・面接

    想定問答の練習や、面接での「障害の説明」の仕方を徹底的に対策します。面接に同席してくれる場合もあります。

  • STEP6
    内定・条件交渉

    内定が出たら、エージェントが間に入り、給与や勤務時間、配慮事項などの最終的な条件交渉を行います。

  • STEP7
    入社・定着支援

    入社後も、定期的な連絡や面談を通じて、新しい職場に慣れるまでサポートしてくれます(※定着支援の有無・期間はエージェントによります)。

障害者向け転職エージェントを最大限に活用する「5つの秘訣」

登録用紙の記入欄にペンで丁寧に書き込む手元

エージェントを「使う」のではなく、「良きパートナーとして活用する」ために、以下の5つの点を意識してください。

  1. 「障害者手帳」は必須(または取得予定)と心得る
    障害者雇用枠の求人は、手帳の所持(または申請中)が応募条件となるためです。
  2. 「事実」と「希望」を正確に、正直に伝える
    体調の波、苦手なこと、必要な配慮を隠さず話すことが、結果的にミスマッチを防ぎます。「良い担当者」は、それを踏まえて最適な職場を探してくれます。
  3. 「良い担当者」か見極める
    以下の点に注目しましょう。
    • 専門知識: 障害に関する知識が豊富か。
    • 傾聴力: こちらの話を親身に聞いてくれるか。
    • 迅速性: レスポンス(連絡)は早いか。
    • 提案力: あなたの強みを活かす求人を提案してくれるか。
  4. 「ハローワーク」や「転職サイト」と併用する
    エージェントだけに頼らず、ハローワークの専門援助窓口や、LITALICO仕事ナビなどの「求人検索サイト」機能も併用し、多角的に情報を集めましょう。
  5. レスポンスは素早く
    担当者からの連絡には、できるだけ早く返信しましょう。良い求人はすぐに埋まってしまいます。熱意を伝える意味でも、スムーズなコミュニケーションは重要です。

秘訣+α:エージェントに「断られた・紹介されない」ときの対処法

登録しても求人を紹介してもらえないケースはあります。ただし理由は障害種別そのものではなく、①体調が安定していない ②希望条件が多すぎる ③居住地域の求人が少ないという状況要因がほとんどです。対処は「条件に優先順位をつける」「複数社に登録して間口を広げる」「体調面に不安があれば就労移行支援で準備してから再挑戦する」の3つ。1社に断られても、別の社では紹介されることは珍しくありません。具体的な体験談と対策は「dodaチャレンジで断られた」の対処法で詳しく解説しています(他社でも構造は共通です)。

▶ 転職を機に年収も上げたい方は、障害者雇用の年収が低いのはなぜ?年収アップの具体的な5つの方法もチェックしてみてください。

障害者向け転職エージェントに関するQ&A

費用や手帳、就職先などの疑問を表すアイコンに囲まれ、首をかしげて考え込む女性

最後に、よくある質問にお答えします。

Q
利用は本当に無料ですか? なぜ無料なのですか?
A

はい、完全に無料です。
転職エージェントは、採用が決定した企業側から成功報酬(紹介手数料)を受け取るビジネスモデルです。これは職業安定法で定められており、求職者(あなた)が料金を請求されることは一切ありません。

Q
障害者手帳がなくても(申請中でも)登録できますか?
A

「申請中」であれば登録可能なエージェントがほとんどです。
ただし、障害者雇用枠の求人に応募する時点で手帳の取得が完了していることを条件とする企業が多いため、早めに申請を進めましょう。手帳がない「グレーゾーン」の方や「クローズ就労(障害を非開示)」希望の方は、一般の転職エージェントの利用も並行して検討する必要があります。

Q
「就労移行支援」との違いは何ですか?
A

「就労移行支援」は訓練・準備の場で、「転職エージェント」は仕事(求人)を紹介する場です。

  • 就労移行支援
    働くためのスキル(PC、ビジネスマナー、コミュニケーション)を学び、就職準備を整えるための福祉サービスです(例:LITALICOワークス)。
  • 転職エージェント
    スキルや経験がすでにある方向けに、具体的な求人を紹介し、転職(就職)を直接サポートします。
    ブランクがある方やスキルに不安がある方は、まず「就労移行支援」を利用するのも有効な手段です。
Q
担当者と合わない場合はどうすればいいですか?
A

迷わず「担当者の変更」を申し出てください。
これはあなたの権利です。エージェントの総合窓口やお問い合わせフォームから、「〇〇という理由で、別の方の意見も伺いたいため、担当を変更してほしい」と連絡すれば、角を立てずに変更できます。我慢して転職活動が停滞するほうが問題です。

Q
評判の悪い転職エージェントを見分けるには?
A

「担当者と合わない」系の口コミはどの社にもあり参考度は低め。求人の質や強引な応募勧奨への不満が続く社は注意。2〜3社併用で比較するのが確実です。

Q
転職エージェントに登録を断られることはありますか?
A

あります。理由は障害種別ではなく、体調が不安定・希望条件が多い・地域の求人が少ない等の状況要因が中心。条件を見直せば別の社で紹介されることも多いです。

Q
発達障害(ADHD・ASD)でも、障害者向けの転職エージェントを使えますか?
A

使えます。精神障害者保健福祉手帳などの障害者手帳を持っていれば、dodaチャレンジやatGPなどの対象になります。atGPは、求人をADHD・ASDなどの障害名で検索できます。

Q
dodaチャレンジとatGPは、両方に登録してもよいですか?
A

問題ありません。dodaチャレンジはキャリアカウンセリングを経て応募する仕組みで、atGPは自分で検索して応募することもできます。進め方が違うので、併用すると活動が止まりにくくなります。

Q
登録したのに、面談の案内が来ないことはありますか?
A

あります。dodaチャレンジは、紹介できる求人がない場合は求人が出るまでカウンセリングを待ってもらうと公式FAQで説明しています。atGPは、登録から5営業日を目安に、案内できる求人がない場合もメールで連絡するとしています。

未経験から障害者雇用でITエンジニアを目指す3つのルートと年収の実態は「障害者雇用でITエンジニアを目指すには?未経験からの3ルートと年収の実態」で解説しています。

まとめ:最適なエージェントを見つけて、自分らしく働ける未来へ

車いすや杖を使う人を含むスーツ姿の人たちが、光の差し込むビルの出口へ並んで歩いていく後ろ姿

障害者向け転職エージェントは、あなたの障害特性を理解し、企業との「橋渡し」をしてくれる強力なパートナーです。しかし、エージェントや担当者との相性によって、転職活動の質は大きく変わってしまいます。

重要なのは、一つのサービスに依存せず、必ず複数のエージェントに登録して比較することです。

手帳があり就労経験もある人はdodaチャレンジ、自分でも求人を見ながら進めたい人はatGPを軸にしてください。初めての転職で準備から相談したい人はマイナビパートナーズ紹介、在宅で働きたい人はDIエージェントを組み合わせて、2〜3社に登録してみましょう。手帳がない人やブランクが長い人は、先に就労移行支援を検討するのが近道です。

複数の「プロの目」を借りることで、あなたの可能性は格段に広がります。この記事が、あなたが自分らしく働ける職場と出会うための一助となれば幸いです。


【重要・再掲】
※本記事の比較表と各社の情報は、2026年9月21日に各社の公式サイトで確認できた範囲で整理しています。情報は常に変動するため、登録前に必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。

記事監修: 平川病院 産業医・発達障害専門医

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