トライ式高等学院とは?サポート校の仕組み・連携高校6校・学費の考え方【2026年9月時点】

自室で進路資料を読みながら進学先を考える日本人高校生 学校別ガイド

トライ式高等学院は、「高校」ではなくサポート校です。運営は家庭教師のトライでおなじみの株式会社トライグループで、生徒は連携する通信制高校6校のいずれかに籍を置きながら、トライ式高等学院で学習の伴走を受けます。

この仕組みを理解しないまま検討すると、学費の見積もりで必ずつまずきます。この記事では、サポート校としての構造、連携高校の実名、3つの受講スタイル、不登校からの復帰プロセス、実績の数字の読み方までを、公式情報で確認できる範囲で整理します。

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トライ式高等学院とは|高校ではなくサポート校

サポート校と通信制高校の二階建て構造を示す図

トライ式高等学院は高校そのものではありません。 公式に事業内容が「連携通信制高校サポート校事業」と明記されています。高校卒業資格は連携先の通信制高校から得る形になります。

項目内容
種別通信制高校のサポート校
運営株式会社トライグループ(東京都千代田区飯田橋1-10-3)
開校2010年2月
理事長二谷友里恵
拠点数全国130校以上
グループ家庭教師のトライ/個別指導塾トライプラス ほか

サポート校という仕組みそのものについては、サポート校とは?通信制高校との違いと費用で詳しく解説しています。先に読んでおくと、この記事の内容が理解しやすくなります。

連携する通信制高校6校|高校の籍はどこに置くのか

連携先の高校によって籍や卒業資格の手続きが変わることを示す図

公式の学院概要に、連携通信制高校が実名で挙げられています。

  • 鹿島学園高等学校
  • 鹿島朝日高等学校
  • 近畿大阪高等学校
  • 高松中央高等学校
  • 日本航空高等学校
  • ルネサンス大阪高等学校

つまり卒業証書は、トライ式高等学院ではなくこの6校のいずれかから発行されます。入学時にはトライ式高等学院の手続きと並行して、公式の言葉で言えば「本学院指定の通信制高校の入学手続も行います」という流れになります。

どの高校と組むことになるかはキャンパスによって異なるため、説明会で必ず確認してください。連携先が変われば、スクーリングの会場・日程・レポートの形式も変わります。

3つの受講スタイル|通学・在宅・オンライン

通学・在宅・オンラインを相互に変更できることを示す図

公式に「通学型」「在宅型」「オンライン型」の3つを自由に選べると案内されており、切り替えは何度でも可能とされています。

スタイル内容向いている状態
通学型キャンパスに通って授業を受ける生活リズムを整えたい・友人関係も持ちたい
在宅型自宅で指導を受ける今は外出が難しい
オンライン型自宅からオンラインで受講体調に波がある・通える範囲に校舎がない

加えて、途中でのキャンパス変更もできると明記されています。転居や、担当者との相性が合わなかった場合の逃げ道が用意されている点は、大規模チェーンならではの利点です。

普通科と特進科|入学後の変更もできる

普通科と特進科を入学後に変更できることを示す図

コースは2つです。

  • 普通科——「無理せず卒業を目指したい」「将来の夢を見つけたい」層向け
  • 特進科——「難関大学を目指したい」「志望校合格を実現したい」層向け

公式に「※コースは入学後も変更できます」と記載があります。まず普通科で高校生活のリズムを作り、余力が出てから特進科へ移るという進め方が可能です。

ただしコース変更は学費に直結します(後述)。変更時の差額の扱いは、入学前に確認しておくべき項目です。

不登校からの7ステップ|在宅への訪問から始まる

自宅での相談から卒業へ少しずつ進む支援の流れ図

この学院の特徴が最もよく出ているのが、公式に掲載されている不登校解決サポートの流れです。

  1. カウンセラーが自宅へ週1〜4日訪問し、生徒と保護者のカウンセリングを実施
  2. 第三者と会えるようになったら、教師が自宅を訪問して個別授業を開始
  3. 自信がついたら、キャンパスに少しずつ通学
  4. 学校行事・ゼミ・クラブ活動に参加
  5. 進路面談で目標を設定
  6. 目標に向けたカリキュラムで受験対策
  7. 卒業

注目すべきは1の具体性です。公式には「部屋から出られない生徒さまには、ドア越しの語りかけや置手紙から始めます」と書かれています。在宅への訪問から始める設計を明示している学校は多くありません。

外に出ることがまだ難しい段階の子にとって、この点は他校との実質的な差になります。不登校の相談先一覧とあわせて検討してください。

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サポート校と通信制高校は、まとめて資料を見比べるのが早いです——連携先の高校・通学スタイル・サポート内容は学校ごとに違います。条件を入れて一覧から選べば、1校ずつ請求する手間がかかりません。

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学費|公式は非公開。二重にかかる構造を知っておく

サポート校費用と高校の学費が両方かかる構造を示す図

トライ式高等学院は、学費の金額を公式サイトで公開していません。 全ページのフッタに「ご希望のコースや受講するコマ数によって異なるため、学費を知りたい方はお問い合わせをお願いいたします」と案内されています。

重要なのは、費用が2階建てになることです。

  1. トライ式高等学院に払う費用(サポート校の授業料)
  2. 連携する通信制高校に払う費用(高校の学費)

そして就学支援金が適用されるのは、原則として2の高校の授業料のみです。1のサポート校部分は対象外になります。公式トップには「私立の全日制高校と同程度」「最大33.7万円/年の支援が受けられます」と記載がありますが、この支援は高校側にかかるものです。

金額の目安や確認すべき項目は、トライ式高等学院の学費は高い?二重学費の仕組みで詳しく整理しています。

実績の数字の読み方|注記まで見る

実績の数字を注記や母数と合わせて読む手順を示す図

公式が掲げている数字は次のとおりです。それぞれ注記を確認してから受け取ってください。

数字公式の記載注記
卒業率 99.5%不登校解決のしくみページ「卒業対象者のうち、退学者を除いた割合。2026/4自社調べ」
特進科の大学進学率 91.1%進学実績ページ※付き(対象は特進科)
卒業生累計1万名以上—
2026年度大学合格2,888名(4月3日現在)難関大一覧には「実績は累積」の注記

卒業率の注記は特に大事です。「卒業対象者のうち退学者を除いた割合」とあり、入学者を分母にした卒業率ではありません。途中で退学した生徒は計算から外れる読み方になります。

数字が悪いという話ではなく、母数の取り方を知らずに他校と比べると誤解が生まれるということです。他社サイトでは「大学進学率71.1%」という別の数字が紹介されていることもあり、どの母数の数字かを確認する習慣を持ってください。

入学の時期と流れ|面接は自宅でも受けられる

相談から入学までと自宅面接の選択肢を示す流れ図
  • 新入学——中学3年生を対象に春と秋
  • 転入学・編入学——高校在学中・中退した人を対象に随時

選考について公式は「面接は最寄りのキャンパスまたはご自宅にて行います」と記載しています。自宅で面接を受けられるという点は、外出が難しい状態の生徒にとって実務的な意味があります。

入学までの流れは、相談 → 説明 → 手続き → 入学の5ステップで案内されています。この手続きの中で、連携する通信制高校への入学手続きも同時に行われます。

転入・編入のタイミングについては通信制高校への転入・編入|時期・手続き・単位も参考にしてください。

向いている人・向かない人

項目トライ式高等学院
形態サポート校(連携6校) ※
学費の帯(年額目安・支援金前)非公開(2校分) ※
選考書類+面接 ※
通学頻度週0〜5・入学後変更可 ※
発達支援の明記レベル1(受け入れ実績) ※
キャンパス47都道府県・オンライン完結可 ※

※印は条件つきの項目です(詳細は比較ページで確認できます)。同じ条件でほかの学校を探す →

合いやすい条件と他校も比較したい条件を整理する図

向いている人

  • 今は家から出られない——在宅への訪問カウンセリングから始められる設計は貴重です
  • 大学進学を目指したい——完全マンツーマン指導と受験対策のノウハウが本業です
  • 通える範囲に校舎がほしい——全国130校以上あり、途中のキャンパス変更もできます
  • 状態に合わせて形を変えたい——通学・在宅・オンラインを何度でも切り替えられます

向かない人

  • 費用を抑えたい——サポート校+通信制高校の二重構造になるため、1校完結型より高くなります
  • 金額を先に知って比較したい——公式非公開のため、問い合わせが前提になります
  • 集団の中で学びたい——指導の基本はマンツーマンです
  • 発達特性への専門的支援が必須——公式に専門体制の明記はありません。発達障害に対応する通信制高校の選び方で比較してください

進路の方向性から整理したい方は、進路タイプ診断(無料・3分)もご利用ください。

通信制高校の仕組みを最初から確かめたい方は、通信制高校とは?仕組み・卒業要件・全日制との違いをご覧ください。

よくある質問

サポート校の仕組みや学費などの質問を整理したFAQ図
Q
トライ式高等学院は高校ですか?
A

高校ではなくサポート校です。公式に事業内容が「連携通信制高校サポート校事業」と記載されています。高校卒業資格は、連携する通信制高校から得ることになります。

Q
どの通信制高校と連携していますか?
A

公式の学院概要には、鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校・近畿大阪高等学校・高松中央高等学校・日本航空高等学校・ルネサンス大阪高等学校の6校が挙げられています。どこに籍を置くかはキャンパスにより異なるため、説明会で確認してください。

Q
学費はいくらですか?
A

公式サイトでは公開されていません。コースと受講コマ数によって変わるため問い合わせが必要です。加えて、連携する通信制高校の学費が別にかかる二重構造になります。

Q
家から出られなくても入学できますか?
A

在宅コースから始める設計があります。公式には、カウンセラーが自宅へ週1〜4日訪問し、部屋から出られない場合はドア越しの語りかけや置手紙から始めると記載されています。面接も自宅で受けられます。

Q
卒業率99.5%は入学者に対する割合ですか?
A

違います。公式の注記は「卒業対象者のうち、退学者を除いた割合。2026/4自社調べ」です。入学者を分母にした数字ではないため、他校と比較する際は母数の取り方を確認してください。

Q
途中でコースやキャンパスを変えられますか?
A

公式に、コースは入学後も変更でき、キャンパスの変更も可能と記載されています。ただしコース変更は学費に影響するため、差額の扱いを事前に確認してください。

まとめ:まず「二階建て」を理解してから比べる

複数の進路資料を比較して次の相談先を考える日本人高校生
  • トライ式高等学院は高校ではなくサポート校。卒業資格は連携する通信制高校6校のいずれかから得る
  • 費用はサポート校+通信制高校の二重構造。就学支援金が効くのは高校側の授業料
  • 通学・在宅・オンラインを何度でも切り替えられ、キャンパス変更も可能
  • 在宅への訪問カウンセリング(週1〜4日)から始められる設計は、外に出られない段階の子にとって実質的な強み
  • 卒業率99.5%は「卒業対象者から退学者を除いた割合」。母数の注記まで見る
  • 学費は公式非公開。問い合わせが前提になる

次の一歩は、連携先の高校がどこになるかと、2階建ての総額を、資料と説明会で確認することです。金額が出てから他校と比較してください。

→ 費用の詳細はトライ式高等学院の学費は高い?へ

→ 1校で完結する学校と比べるなら飛鳥未来高校とは?へ

→ 他校と広く比べるなら通信制高校のおすすめと選び方|比較の7ステップへ


※本記事は2026年9月時点の公開情報に基づく一般的な情報提供です。連携先の通信制高校・コース・学費・サポート内容はキャンパスや年度によって異なり、改定される場合があります。公式が公表する実績値は自社調べであり、母数の取り方が他校と異なることがあります。入学前に必ず志望キャンパスへ直接ご確認ください。記事内にはプロモーションが含まれます。

主な出典:トライ式高等学院 公式サイト(学院概要・特進科のご案内・不登校の方・入学案内・通信制高校の学費や制度の各ページ)

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