N中等部とは?学費・コース・キャンパス・出席扱いを公式情報で確認【2026年10月時点】

明るい部屋の大きなテーブルで、無地の付せんと模造紙を前に話し合う日本人の10代の子ども3人 学校別ガイド

N中等部は、学校法人角川ドワンゴ学園が運営する、中学生のための学びの場です。中学校ではありません。今の中学校に在籍したまま、ネットかキャンパスで学びます。

学費は、ネットコースが入学金22,000円と月40,700円です。通学コースは入学金110,000円で、月額は通う日数によって48,400円〜84,700円です(設備管理費を含む。すべて税込)。

この記事では、位置づけ・コース・学費・キャンパス・選考・出席扱いを、2026年10月4日に公式サイトで確認した内容で整理します。公式サイトに書かれていないことは、そのとおりに書いています。

N中等部とは|中学校ではなく、在籍したまま通う学びの場

在籍する中学校は学籍、N中等部は学ぶ場として子どもと線で結び、転校ではないことを示した図解

N中等部は、学校教育法第一条に定められた中学校ではありません。公式サイトは、自分の中学校に在籍したままN中等部で学ぶ、と説明しています。

項目内容
運営学校法人角川ドワンゴ学園(N高等学校・S高等学校・R高等学校と同じ)
位置づけ学校教育法第一条の中学校ではない。公式は「プログレッシブスクール」と呼んでいる
学籍今の中学校に在籍したまま(転校ではない)
コースネットコース、通学コース
生徒数1,686名(2026年3月末時点)
入学の対象小学校卒業者(それに準ずる人を含む)、中学校に在籍する人(通学コースは日本国内の中学校)

転校ではないので、中学校の卒業は、在籍する中学校で認められます。調査書や高校受験の手続きも、在籍する中学校が窓口のままです。

公立中学校に在籍している場合も、N中等部の学費は別にかかります。

コースは2つ|ネットコースと通学コース

自宅で学ぶネットコースとキャンパスで学ぶ通学コースを、同じ大きさのカードに並べた図解

コースは、自宅から参加するネットコースと、キャンパスに通う通学コースの2つです。

項目ネットコース通学コース
学ぶ場所自宅(オンライン)全国23か所のキャンパス
日数一斉学習は週2回(「月・水」か「火・木」)週1日(火)、週3日(月・水・金)、週5日(月〜金)から選ぶ
時間昼クラス(13:30〜16:00)か夕方クラス(17:00〜19:30)キャンパスの時間割による
自習の場ネット自習室が月〜金の9:30〜18:00に開く(参加は任意)キャンパス

学ぶ内容は、プロジェクト型学習、21世紀型スキル学習、プログラミング学習などです。教科の学習には映像授業を使います。公式サイトは、中学校範囲(英語・数学・国語・理科・社会)と小学校範囲(国語・算数)の映像授業がある、としています。

高校の単位に関わる授業は受けられません。

コースの移籍は、所定の手続きでできます。通学コースの登校日数の変更は、年4回、申請を受け付けています。

休会の制度はありません。公式サイトは、休会制度はなく、手続きにより退会を申し出ることができる、としています。

学費|入学金・月額・そのほかの費用

入学金、月の学費、設備管理費、パソコンなどの費用を並べ、総額で確かめることを示した図解

学費は、コースと通う日数で変わります。金額はすべて税込で、2026年10月4日に公式サイトで確認したものです。

項目ネットコース通学コース 週1日通学コース 週3日通学コース 週5日
入学金22,000円110,000円110,000円110,000円
学費(月)40,700円37,400円56,100円73,700円
設備管理費(月)なし11,000円11,000円11,000円
月の合計40,700円48,400円67,100円84,700円
初回に払う額62,700円163,400円182,100円199,700円

通学コースの初回の額には、セキュリティソフト代5,000円が含まれます。

このほかに、次の費用がかかります。

  • 検定料:11,000円
  • パソコン:MacBook Airを自分で用意する(公式は16万円以上としている)
  • 通学コース:学力テストの受験料(1回1,850円の予定で、年3回の予定)
  • ネットコース:Minecraft(約4,000円)
  • 任意のイベントに参加する場合の費用

月の合計に12を掛けると、ネットコースは488,400円、通学コースの週5日は1,016,400円になります。これは当サイトの計算です。公式サイトは、月単位の学費としたうえで、長期休みがあることも書いています。1年間の請求の回数は、入学前に確認してください。

学費の支払いはクレジットカードのみです(検定料はコンビニ払いも選べます)。学費は在学中に改定される場合があります。学費のページには、何年度の金額かの記載がありません。

高校の授業料を支援する就学支援金は、高校生などが対象の制度です。N中等部の学費には使えません。

キャンパスは全国23か所|東京・多摩地域から通うなら

近くにキャンパスがある場合の通学コースと、近くにない場合のネットコースを左右の同じ大きさの枠で整理した図解

通学コースのキャンパスは、全国に23か所あります(2026年10月4日時点の公式サイト)。

都府県キャンパス
宮城県仙台広瀬通
東京都新宿、秋葉原、晴海、日暮里、錦糸町駅北口、蒲田西口、池袋、町田
神奈川県横浜、相模原橋本
埼玉県大宮
千葉県海浜幕張、松戸
愛知県名古屋栄
石川県金沢
大阪府天王寺、江坂、枚方
兵庫県神戸三宮
滋賀県滋賀草津
奈良県奈良西大寺
福岡県福岡薬院

東京の多摩地域にあるのは、町田キャンパスです。八王子市と立川市にはありません。

  • 町田キャンパス:東京都町田市中町1-5-1 フレグラント町田1階。JR横浜線の町田駅から徒歩9分、小田急線の町田駅から徒歩5分
  • 相模原橋本キャンパス:神奈川県相模原市緑区橋本3-25-1 橋本MNビル2階。JR橋本駅から徒歩約3分

近くにキャンパスがない場合は、ネットコースが候補になります。

入学の時期と選考

ネットコースの書類選考と、通学コースのエントリーシート・グループ面接・グループワークを二列で整理した図解

入学の時期は、通学コースが年4回、ネットコースが年9回です。

項目ネットコース通学コース
入学の時期4月・6月・7月・9月・10月・11月・12月・1月・2月4月・7月・10月・1月
出願Web出願のみWeb出願のみ
選考出願情報による書類選考エントリーシート、グループ面接、グループワークなどを行い、総合的に選考
検定料11,000円11,000円

公式サイトのよくある質問は、入学テストでは「学びたい意欲」を最も重視する、としています。通学コースの選考に筆記試験があるという記載は、公式サイトにはありません(2026年10月4日に確認)。

2027年4月入学の出願は、2026年9月17日に始まっています。通学コースは第4回(2027年3月1日まで)、ネットコースは第6回(2027年3月17日まで)まであります。2027年4月入学の日程は、小学6年生・中学1年生・中学2年生が対象です。

説明会と個別相談会は、毎月開かれています。

出席扱いになる?在籍中学校との関係

N中等部と在籍する中学校の間に学習状況の報告書を置き、校長が判断することを示した図解

N中等部での学習が、在籍する中学校の出席扱いになるかどうかは、在籍する中学校の校長が判断します。N中等部に入れば出席扱いになる、という決まりはありません。

公式サイトには、在籍校との連携について、次の記載があります。

  • 毎月1回、生徒ごとに、出席状況・学習状況・生活状況などの報告書(学習状況等報告書)を作る
  • 了承を得られた場合、学習状況等報告書を在籍校へ電子メールで送るなど、連携を取ってサポートする
  • 公式の案内ページは、出席認定に対応できるとし、在籍している中学校と連携して、出席認定の条件などのすり合わせを行う、としている

同じ案内ページは、出席認定の申請が認められると、N中等部のキャンパスで所定の学習をすることで内申点が得られる可能性がある、とも書いています。ただし、在籍している中学校の規定により異なる、という注記があります。

通学定期券や学割についての記載は、公式サイトでは確認できませんでした(2026年10月4日に確認)。

出席扱いの制度は、文部科学省の通知にもとづきます。学校外の施設に通って相談・指導を受ける場合や、自宅でICTなどを使って学習する場合に、一定の要件のもとで校長が出席扱いにできる、というものです。

当サイトは、入学を決める前に、次の順で在籍する中学校に相談することをおすすめします。

  1. 担任か教頭に、N中等部の利用を考えていると伝える
  2. 学習状況等報告書を学校に送ってよいか、受け取ってもらえるかを確かめる
  3. 出席扱いにできるか、その条件は何かを聞く

制度のくわしい要件は、不登校でも出席扱いになる制度で整理しています。

不登校・発達障害の子への対応|公式に書かれていること

映像授業で自分のペース、メンターに相談、個人面談と目標シート、保護者との連絡を同じ大きさの四つの枠に並べた図解

不登校については、公式の案内ページに、中学校に行けない子(不登校)も在籍している、という記載があります。出席認定について在籍校と連携する、という記載もあります。

発達障害への専門的な対応をうたう説明は、公式サイトでは確認できませんでした(2026年10月4日に確認)。関係する記載は、次のとおりです。

気になること公式サイトの記載
学校にほとんど行っていなかった自分のペースで学べる映像授業があり、何度でも繰り返し見られる。小学校範囲(国語・算数)の映像授業もある
相談できる人教育スタッフがメンターとして、学習の進め方や悩みについて助言する。通学コースは、メンターがキャンパスに常駐する
個別の関わりメンターとの個人面談、日誌、目標シートを使ったコーチング。TA(学習をサポートする大学生など)と連携する
保護者との連絡保護者会(ネットコースはオンライン、通学コースは半年に1度)、3か月に1回の保護者通信、三者面談

個別の支援計画を作る、専門のカウンセラーが常駐する、といった記載は、公式サイトでは確認できませんでした(2026年10月4日に確認)。

通学コースの選考には、グループ面接とグループワークがあります。入学後も、協力して課題に取り組む学習があります。当サイトは、集団での活動が負担になる子は、ネットコースから始めることも一案と考えます。ただし、ネットコースの週2回の一斉学習にも、グループワークがあります。

当サイトは、説明会や個別相談会で、次のことを聞いておくのがよいと考えます。

  • 特性や体調について、入学前に伝える方法があるか
  • グループでの活動が難しい日は、どう過ごせるか
  • 欠席が続いたときに、メンターからどんな連絡があるか

発達の特性と不登校の関係は不登校と発達障害・HSC、教科の遅れへの備えは不登校の勉強の遅れはどう取り戻す?で扱っています。

N高への進学|優遇はある?

N高グループ、全日制の高校、ほかの通信制高校を同じ大きさで並べ、進学先は自由に選べることを示した図解

N中等部からN高グループへ進むときの優遇や、学費の扱いについての記載は、N中等部とN高グループの公式サイトでは確認できませんでした(2026年10月4日に確認)。

公式サイトにあるのは、N中等部からN高グループへ進学した生徒の大学進学率は、N高グループ全体より約20%高い、という説明です。もとになる人数は書かれていません。比べているのは、N中等部の出身者が2024年3月の卒業生、N高グループ全体が2025年3月の卒業生で、年度が1年ずれています。

公式の案内ページは、N高グループへの進学は強制ではない、としています。学籍は在籍する中学校にあるので、全日制や、ほかの通信制高校を受験することもできます。

N高グループの全体像はN高等学校とは?、3校の違いはN高・S高・R高の違いにまとめています。

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中学3年生で、N高への進学も考えている方へ——N高等学校の学費・コース・出願日程は、無料の資料で確認できます。N中等部の資料ではありません。

N高等学校の資料請求(無料)

対象:中学3年生以上の方(1〜3月は中学2年生以上)・1家庭1回まで(保護者の方の請求もこちらから)

検討するときに確かめる6つのこと

年間の総額、在籍校との連携、キャンパスと距離、選考の内容、退会とコース移籍、高校進学のサポートを空欄のチェック欄で確かめる図解

当サイトは、説明会や個別相談会で、次の6つを確かめることをおすすめします。

  1. 1年間に払う総額(入学金、月額、パソコン、検定料、テストの受験料)
  2. 在籍する中学校との連携(学習状況等報告書を学校に送れるか)
  3. 通うキャンパスの雰囲気と、本人が通える距離か
  4. 選考の内容と、本人が受けられそうか
  5. 合わなかったときの退会の手続きと、コースの移籍
  6. 高校に進むときのサポート

自治体の補助金について、公式の案内ページは、N中等部は補助金対象のスクールで、各自治体から補助金(助成金)が受け取れる場合がある、としています。例として、東京都の場合は最大で年24万円と書いています(令和6年度時点。通学コースに通う都内在住の親子など条件あり、あくまで一例、との注記つき)。

今の年度も対象になるか、ネットコースが対象になるかは、当サイトでは確認できていません。公式も、必ず各自治体へ問い合わせるよう案内しています。東京都の助成制度の内容は、フリースクールとは?で扱っています。

無料で使える教育支援センターなどの選択肢は、中学生の不登校で整理しています。

よくある質問

中学校か、学費、出席扱い、入学試験、キャンパス、進学先を中立的なアイコンで整理したFAQ図解
Q
N中等部は中学校ですか?
A

いいえ。学校教育法第一条に定められた中学校ではありません。今の中学校に在籍したまま、N中等部で学びます。

Q
N中等部の学費はいくらですか?
A

ネットコースは入学金22,000円と月40,700円です。通学コースは入学金110,000円で、月の合計は週1日が48,400円、週3日が67,100円、週5日が84,700円です(設備管理費を含む。すべて税込。2026年10月4日に公式サイトで確認)。

Q
N中等部に通うと、出席扱いになりますか?
A

在籍する中学校の校長が判断します。N中等部は、在籍している中学校と連携して出席認定の条件などのすり合わせを行う、としています。了承を得られた場合は、学習状況等報告書を在籍校へ送ります。

Q
入学試験はありますか?
A

通学コースは、エントリーシート、グループ面接、グループワークなどで選考します。ネットコースは書類選考です。

Q
八王子や立川にキャンパスはありますか?
A

ありません。東京の多摩地域にあるのは町田キャンパスです。となりの神奈川県に、相模原橋本キャンパスがあります。

Q
N中等部に入ると、N高に進むことになりますか?
A

なりません。公式の案内ページは、N高グループへの進学は強制ではない、としています。N高グループへ進むときの優遇についての記載は、公式サイトでは確認できませんでした。

まとめ

朝の木漏れ日が差す並木道を、私服でリュックを背負って歩く日本人の10代の子どもの後ろ姿
  • N中等部は中学校ではありません。今の中学校に在籍したまま学びます
  • 学費は、ネットコースが入学金22,000円と月40,700円、通学コースが入学金110,000円と月48,400円〜84,700円です。パソコン代などが別にかかります
  • キャンパスは全国23か所です。東京の多摩地域では町田にあります
  • 選考は、通学コースがグループ面接とグループワークなど、ネットコースが書類選考です
  • 出席扱いは、在籍する中学校の校長が判断します。入学を決める前に、学校に相談してください

中学卒業後の進路の全体は、不登校の中学卒業後の進路にまとめています。

※本記事は2026年10月4日時点の公式情報にもとづく一般的な情報提供です。学費・コース・キャンパス・選考の内容は変わることがあります。検討するときは、必ず公式サイトと最新の資料でご確認ください。出席扱いは在籍校の校長の判断によります。記事内にはプロモーションが含まれます。

主な出典(いずれも2026年10月4日確認):N中等部 公式サイト(N中等部について、ネットコース・通学コースの学費、キャンパス一覧、入学までの流れ、よくある質問、特定商取引法に基づく表記)/N中等部 公式の案内ページ/文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)

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