換算内申の計算ツール|都立高校の内申点・調査書点を自動計算【令和9年度入試】

明るい自宅の机でスマートフォンとノートを見比べる日本人の中学3年生と父親 通信制高校・進路

都立高校の換算内申は、学力検査がある5教科(国語・数学・英語・社会・理科)の評定をそのまま足し、学力検査がない4教科(音楽・美術・保健体育・技術・家庭)の評定を2倍にして足した点数です。満点は65点です。第一次募集の標準的な学校では、この換算内申を300点満点の「調査書点」に直し、学力検査(700点満点)と英語スピーキングテスト(20点満点)と合わせた1020点満点で合否を決めます。

下のツールに中学3年生の評定を入れると、換算内申と調査書点がその場で出ます。当日の点数や志望校の目安点を入れれば、総合得点や「当日に何点必要か」も計算できます。計算は令和9年度(2027年春)の入試の実施要綱に沿っています。

都立高校 換算内申・調査書点 計算ツール(令和9年度入試)

学力検査がある教科(評定×1)

学力検査がない教科(評定×2)

素内申(9教科の合計)27 / 45
換算内申39 / 65
調査書点180.0 / 300

当日の点数から総合得点を出す

合計点を入れると、総合得点を計算します。

志望校の目安点から、当日の必要点を出す

目安点を入れると、学力検査で必要な点数を計算します。
  • 令和9年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱の標準的な配点で計算しています。対象は中学3年生の評定です。
  • 実施要綱には端数(小数点以下)の処理の定めがないため、小数第1位まで表示しています。実際の得点とは少しずれることがあります。
  • 傾斜配点の学校、芸術・体育の学科、面接・実技検査がある学校、推薦入試、エンカレッジスクール、定時制(分割募集を含む)は、この計算の対象外です。北園・武蔵野北・深沢は「7:3」と「10:0(学力検査のみ)」の高いほうで選考します(第一次募集。第二次募集は6:4と10:0)。
  • 第二次募集は、国語・数学・英語の3教科・原則6:4で計算しています(スピーキングテストは使いません)。必ず志望校の配点を確認してください。

換算内申の計算方法|実技4教科は2倍

学力検査がある教科はそのまま、実技教科は2倍にして、2つを合計したものが換算内申になることを示す図解

換算内申は「5教科の評定の合計 + 実技4教科の評定の合計×2」で求めます。東京都教育委員会の令和9年度入学者選抜実施要綱では、学力検査を実施する教科は評定を1倍、実施しない教科は2倍にすると定めています。

区分教科倍率満点
学力検査がある教科国語・数学・英語・社会・理科1倍25点
学力検査がない教科音楽・美術・保健体育・技術・家庭2倍40点
合計(換算内申)9教科―65点

たとえば9教科すべてが「4」なら、5教科は4×5=20点、実技4教科は4×4×2=32点で、換算内申は52点です。9教科をそのまま足した「素内申」(45点満点)は36点になります。

使うのは中学3年生の評定だけです。実施要綱では、調査書に記入するのは第3学年の評定で、1学期・2学期の成績を十分に参考にするとされています。中1・中2の成績は換算内申に入りません。

調査書点への換算|換算内申×300÷65

換算内申を満点に合わせて調査書点へ換算する流れを示す図解

調査書点は「換算内申×300÷65」で求めます。実施要綱の別表に「各受検者の評定の得点×調査書点の満点÷評定の満点」という式があり、標準的な学校では調査書点の満点が300点、評定の満点が65点です。

換算内申調査書点(300点満点)
65300.0
60276.9
55253.8
50230.8
45207.7
40184.6
35161.5
30138.5

調査書点は小数第1位までの表示です。得点の端数をどう処理するかは実施要綱に定めがないため、実際の得点とは少しずれることがあります。

この表から分かるのは、換算内申が1点上がると調査書点が約4.6点上がるということです。学力検査の素点に直すと約3.3点分にあたります。実技教科の評定を1つ上げると換算内申は2点上がるので、調査書点では約9.2点、学力検査の素点では約6.6点分の差になります。

総合得点の仕組み|1020点満点の内訳

学力検査と調査書点とスピーキングを合わせて総合得点にする図解

第一次募集の全日制の多くは、学力検査と調査書点を7:3の比率で合計します。実施要綱では、全日制は原則として7:3、芸術・体育に関する学科は6:4とされています。

項目満点計算のしかた
学力検査700点5教科の合計(500点満点)を700点満点に換算
調査書点300点換算内申×300÷65
英語スピーキングテスト(ESAT-J)20点A=20点、B=16点、C=12点、D=8点、E=4点、F=0点
総合得点1020点上の3つの合計

学力検査の700点への換算は、実施要綱に「500点(100点×5教科)→700点(換算後)」という例が示されています。ツールではこれに沿って「合計点×700÷500」で計算しています。

英語スピーキングテストの結果は、英語の学力検査がある学校の第一次募集・分割前期募集で加算されます。第二次募集では使われません。都の承認を受けて受けられなかった人や、都内の公立中学校以外に在籍している人には、英語の学力検査の得点が近い受検者のスピーキングテスト結果の平均から「仮の結果」が出され、加点されます。

この計算が当てはまらない学校・募集

学校ごとの配点や第二次募集、傾斜配点、実技検査、推薦を確認する図解

ツールの計算は標準的な配点を前提にしています。次の学校・募集は配点が異なるため、志望校の配点を実施要綱の別表で確認してください。

  • 第二次募集(全日制):国語・数学・英語の3教科で、学力検査と調査書点を原則6:4(600点と400点)で合計します。3教科の場合、換算内申は国語・数学・英語を1倍、残り6教科を2倍にした75点満点です。ツールの「第二次募集(全日制)」を選ぶと、この前提で計算します。
  • 7:3と10:0の高いほうで選考する学校:令和9年度は北園・武蔵野北・深沢が、受検者ごとに7:3で出した得点と10:0(学力検査だけ)で出した得点を比べ、高いほうを使います(第一次募集。第二次募集は6:4と10:0の比較)。
  • 分割募集:令和9年度に分割前期・後期募集を行うのは、定時制課程単位制の5校(一橋・浅草・荻窪・八王子拓真(一般枠)・砂川)です。配点は学校ごとに異なるため、実施要綱の別表で確認してください。
  • 傾斜配点の学校:英語を2倍にする国際・深川(外国語コース)などや、数学・理科を1.5倍にする多摩科学技術などがあります。
  • 芸術・体育の学科:総合芸術・駒場(保健体育科)・野津田(体育科)は、3教科・6:4に実技検査が加わります。
  • 推薦に基づく選抜、エンカレッジスクール、定時制:配点の考え方が異なります。

国語・数学・英語を学校独自の問題で行う全日制の「自校作成問題」の学校(日比谷・西・八王子東・立川・国立など10校)も、比率は7:3です。換算内申と調査書点の計算は同じですが、学力検査の難しさが違うため、目安点は学校ごとに見てください。

欠席が多い・不登校の場合の内申

評定がつかない教科がある場合に、学力検査の点などの参考、自己申告書、ほかの進路という3つの道に分かれることを示す図解

欠席が多い場合や不登校の場合でも、都立高校の受検はできます。実施要綱が定める調査書の記載事項に、欠席日数そのものは含まれていません。ただし、出席が少なく評定がつかない教科があると、換算内申の計算そのものが変わります。

出席日数が少なく評価・評定ができない教科は、調査書で斜線(/)になり、中学校長が理由を書いた書類を添えます。その場合、学力検査に基づく選抜では、各高校が学力検査の得点などを参考にして調査書点を求めます。つまり、ツールの計算はそのまま当てはまりません。

また、都立高校に理解してほしい事情がある場合は「自己申告書」を提出できます。欠席の理由や、今取り組んでいることを伝える手段として使えます。

内申点が不安な場合の進路の考え方は、不登校からの高校受験|内申点・欠席日数は本当に不利?で、内申・欠席の影響が小さい入試ルートを含めて整理しています。都立高校以外の選択肢は不登校の中学卒業後の進路|6つの選択肢と通信制高校に入試はある?で確認できます。特別支援学級に在籍している場合は特別支援学級から高校受験はできる?をご覧ください。

よくある質問

満点、中1・中2、素内申、目安、スピーキング、推薦の疑問を並べた図解
Q
換算内申の満点は何点ですか?
A

第一次募集など5教科で学力検査を行う場合は65点です。国語・数学・英語の3教科で行う第二次募集などの場合は75点になります。

Q
換算内申の計算に中1・中2の成績は入りますか?
A

入りません。都立高校の調査書点に使うのは、中学3年生の評定だけです。

Q
素内申と換算内申の違いは何ですか?
A

素内申は9教科の評定をそのまま足した点数で、45点満点です。換算内申は実技4教科の評定を2倍にして足した点数で、65点満点です。都立高校の一般入試の調査書点には換算内申を使います。

Q
換算内申は何点あればいいですか?
A

志望校によって違うため、一律の基準はありません。ツールに志望校の合格の目安点(総合得点)を入れると、今の内申で当日に何点必要かを計算できます。

Q
英語スピーキングテストを受けていないとどうなりますか?
A

都の承認を受けて受けられなかった人や、都内の公立中学校以外に在籍している人には、英語の学力検査の得点が近い受検者のスピーキングテスト結果の平均から「仮の結果」が出され、加点されます。それ以外で受けなかった場合は加点されません。

Q
推薦入試でも同じ計算ですか?
A

違います。推薦に基づく選抜では、9教科の評定(45点満点)か観点別学習状況の評価(27観点)を、各校が決めた満点に換算します。評定を使う場合は特定の教科に比重をかけないため、実技教科を2倍にする計算はありません。

※本記事とツールは、東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目」(2026年9月公表)に基づく一般的な情報提供です。実施要綱には得点の端数処理の定めがないため、計算結果は目安です。配点は学校・学科・募集によって異なります。出願前に必ず志望校の配点と最新の実施要綱を確認してください。

主な出典:東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について」

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