Gakken高等学院とは?サポート校の仕組み・学費・中等部まで総合ガイド【2026年9月時点】

自宅の机でノートパソコンの映像授業を受ける日本人高校生 学校別ガイド

Gakken高等学院は、通信制高校ではなく通信制高校連携校(サポート校)です。クラーク記念国際高等学校と連携しており、生徒は両方に在籍します。高校卒業資格はクラーク記念国際高等学校で取得し、日々の学習支援や進路指導をGakken高等学院が担当します。

この二重在籍の仕組みを知らないまま検討すると、学費の見積もりで必ずつまずきます。この記事では、仕組み・学習の進め方・学費・キャンパスの場所・中学生向けのGakken高等学院中等部までを、公式サイトと公表資料で確認できる範囲で整理します。

Gakken高等学院とは|通信制高校ではなくサポート校

Gakken高等学院が通信制高校連携校として学習支援を行うことを示す図

Gakken高等学院は、学研グループとクラーク記念国際高等学校が設立した通信制高校連携校(サポート校)です。学校単独で高校卒業資格を出す機関ではありません。

項目内容
種別通信制高校連携校(サポート校)
連携先クラーク記念国際高等学校
高校卒業資格クラーク記念国際高等学校で取得
Gakken高等学院の役割学習支援・コーチング・進路指導・学生生活のサポート
キャンパス全国13か所(2027年4月に4か所開校予定)
コース総合進学コース/特別進学コース

サポート校とは、通信制高校に在籍する生徒に対して、日々の学習支援・レポート作成のサポート・進路相談・生活面のフォローを行う学びの場です。通信制高校とあわせて利用することで、卒業に向けた学習を進めやすくなります。この位置づけそのものはサポート校とは?通信制高校との違いで整理しています。

通信制高校を探している段階なら、Gakken高等学院は「あわせて検討できる選択肢」という位置に入ります。1校で完結する通信制高校とは、比べる土俵が少し違うということです。

クラーク記念国際高等学校との関係|二重在籍の仕組み

Gakken高等学院とクラーク記念国際高等学校の二重在籍構造を示す図

生徒はGakken高等学院とクラーク記念国際高等学校の両方に在籍します。役割は明確に分かれています。

担当内容
クラーク記念国際高等学校高校卒業資格に必要な単位修得・スクーリング
Gakken高等学院日々の学習支援・コーチング・進路指導・学生生活のサポート

クラーク記念国際高等学校は1992年創立で、公式には全国で14,000人以上が通う通信制高校と記載されています。

この構造は、トライ式高等学院などのサポート校と同じ形です。籍が2つあるということは、手続きも費用も2校分あるということを意味します。

学習の進め方|映像授業とコーチング面談

Gakken Baseを中心に映像授業から進路まで進む学習の動線図

学習はウイングネットの映像授業を中心に進めます。映像授業は習熟度別に7つのレベルから選べ、何度でも繰り返して視聴できます。

生徒ごとに時間割を作成し、それに沿って取り組みます。毎週実施するコーチング面談では、時間割の作成と進捗確認に加え、進路や学生生活に関する相談も行います。コーチング担任制がとられています。

ここは誤解しやすい点なので先に書いておきます。一般的な個別指導塾のようなマンツーマン指導が中心の形ではありません。 映像授業で学び、面談で計画と進路を伴走してもらう形です。学習の主体は本人にあります。

もうひとつ、公式に明記されている特徴があります。各キャンパスには学習心理支援カウンセラーの資格を持つ講師が在籍しており、内閣府認定の公益財団法人子ども教育支援財団による認定資格とされています。資格の認定元まで公表している学校は多くありません。

通学とオンライン|Gakken Baseが前提

Gakken Baseを日常の所属先として通学とオンラインを選ぶ図

Gakken高等学院は、通学とオンラインのどちらでも学習を進められます。

オンラインキャンパス「Gakken Base」には基本的に毎日ログインし、学習とコミュニケーションを行います。オンライン授業や委員会活動にも参加できます。

  • 毎日の通学を必須とする教育機関ではありません
  • コースによって通学回数を定めているわけでもありません
  • キャンパスはカフェのような学習空間で、ホームルームや課外活動も実施しています

つまり「毎日どこかに所属して過ごす」形は、通学ではなくGakken Baseで担保される設計です。家から出るのが難しい時期でも接点を保てる一方、画面の前に毎日座ることが前提でもあります。ここが合うかどうかは、体験の段階で確かめておきたいところです。

コース|総合進学と特別進学

総合進学と特別進学の進路の違いを整理する図

コースは2つです。

コース想定する進路
総合進学コース学校推薦型選抜・総合型選抜での進学
特別進学コース一般入試での国公立大・難関私大進学

キャッチコピーが「通信制高校から第一志望の大学へ」であるとおり、大学進学を軸に設計された学校です。高校卒業だけを目的にする場合、この設計は過剰になる可能性があります。

学費|クラークとGakken高等学院の2校分が必要

支援側と高校側の二校分の費用と就学支援金の対象を示す図

学費は2校分かかります。目安は次のとおりです。

支払先目安
クラーク記念国際高等学校約30万円
Gakken高等学院約62万円(入学金を含む)

クラーク記念国際高等学校の費用は高等学校等就学支援金制度(高校無償化制度)の対象となるため、制度の適用により授業料負担が軽減されます。支給条件・支給額は最新の公的情報をご確認ください。制度そのものの仕組みは通信制高校の学費|公立私立の相場と無償化の条件で整理しています。

なお、Gakken高等学院独自の奨学金制度はありません。

詳細な金額については各キャンパスへお問い合わせください。 上記はあくまで目安であり、コースや年度によって変わります。

サポート校を検討するときは、この「2校分」を最初から合計で見ておくのが鉄則です。片方だけで予算を組むと、後から見積もりが崩れます。

進路|クラーク記念国際高等学校の指定校推薦枠を使える

推薦枠の主体が連携校であることを確認する進路図

進路支援では、総合型選抜と学校推薦型選抜に対応しています。難関大学進学を目指す場合も、目標と学力に応じた時間割を作成して伴走する形です。

推薦枠については、クラーク記念国際高等学校が持つ全国320大学・約1,400枠以上の指定校推薦枠を活用できます。数字の主体はクラーク記念国際高等学校であって、Gakken高等学院が独自に持つ枠ではありません。

ここは正確に書いておきます。Gakken高等学院独自の進路実績・合格実績は公開されていません。 検討にあたっては、公開されている実績が「どの主体のものか」を確認してください。学研グループの塾が公表している合格実績も、Gakken高等学院の実績ではありません。

キャンパス|全国13か所。2027年春に新百合ヶ丘など4か所が開校予定

通学できる校舎とオンライン中心の学び方を条件で比べる図

キャンパスは全国13か所です。

エリアキャンパス
関東蒲田(東京)・久喜(埼玉)・湘南藤沢(神奈川)
中部富士宮・清水(静岡)・名古屋本山(愛知)
近畿堺新金岡・和泉中央(大阪)・明石・加古川・小野(兵庫)
九州香椎・西新(福岡)

2027年4月には、高等学院の新しいキャンパスが4か所開校する予定です(2026年10月1日発表)。

キャンパス所在地
川口キャンパス ※2027年4月開校予定 ※認可申請中埼玉県川口市幸町3-8-46 1F
新百合ヶ丘キャンパス ※2027年4月開校予定 ※認可申請中神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-2 新百合ヶ丘トウェンティワン1階
日進キャンパス ※2027年4月開校予定 ※認可申請中愛知県日進市栄2-601
高石キャンパス ※2027年4月開校予定 ※認可申請中大阪府高石市綾園1-11-22 サンマルイビル1階

当サイトの読者に多い八王子・多摩地域から見ると、現在の関東の3キャンパスはいずれも通学圏内とは言いにくい距離です。蒲田までは片道1時間半前後かかります。毎日通う前提なら、現実的な選択肢にはなりません。

状況が変わるのは、2027年4月開校予定の新百合ヶ丘キャンパス(※2027年4月開校予定 ※認可申請中)です。新百合ヶ丘駅へは、多摩センター・永山方面から小田急多摩線で乗り換えなしで行けます。八王子駅周辺からは乗り換えが必要ですが、多摩地域の東側に住んでいる場合は「通える校舎」として検討に入ってきます。

ただし前述のとおり、この学校は毎日の通学を必須としていません。判断すべきは「通えるか」ではなく「Gakken Base中心の学び方が合うか」です。オンラインで完結させる前提なら距離は問題になりませんし、逆に「居場所として通える校舎がほしい」が最優先なら、多摩地域に校舎を持つ学校を先に見たほうが早いです。比較の軸は通信制高校のおすすめと選び方に整理しています。

Gakken高等学院中等部|中学生向けのフリースクール

Gakken高等学院中等部が在籍中学校と連携するフリースクールであることを示す図

Gakken高等学院中等部は、中学生を対象としたフリースクールです。学校教育法第一条に定められた学校ではありません。 在籍している中学校に籍を置いたまま利用する施設です。

コースは3つあります。

コース通学
週5コース毎日キャンパスへ登校
週2コース週2回キャンパスへ登校
オンラインコースキャンパス通学なし。オンライン中心

入会は中学生からです。コースは入学後に変更することもできます。生徒の状況に応じて無理のない範囲から通学を始め、徐々に外に出る回数を増やしていけるよう支援する方針が示されています。

活動はホームルーム、季節イベント、Gakken Baseでのライブ授業、全体集会、高校進学に向けたステップなど。コーチング面談も実施されます。

出席扱いについては、学校長の了承を得られた場合に、学習状況等報告書を在籍中学校へ提出するという連携が公式に案内されています。判断するのは在籍中学校の校長なので、利用前に学校へ相談しておくのが確実です。フリースクール全般の仕組みはフリースクールとは?費用・出席扱い・選び方で解説しています。

中等部のキャンパスは10か所です。関東は蒲田・久喜・湘南藤沢、中部は清水・名古屋本山、近畿は堺新金岡・和泉中央・小野・明石・加古川。高等学院にはある富士宮・香椎・西新には中等部がありません。

2027年4月には、中等部にも川口キャンパス(※2027年4月開校予定)と高石キャンパス(※2027年4月開校予定)が加わる予定です。新百合ヶ丘キャンパスは、発表時点では高等学院のみの開校予定です。

なお、中等部の学費はキャンパスとコースによって異なります。金額は各キャンパスへ直接お問い合わせください。

向いている人・向いていない人

項目Gakken高等学院
形態サポート校(連携1校) ※
学費の帯(年額目安・支援金前)80万〜(2校分) ※
選考筆記あり(一部) ※
通学頻度週0〜5 ※
発達支援の明記レベル2(研修・資格の明記) ※
キャンパス8都道府県 ※

※印は条件つきの項目です(詳細は比較ページで確認できます)。同じ条件でほかの学校を探す →

Gakken高等学院に合いやすい条件と比較したい条件を整理する図

向いている人

  • 大学進学を目標にしたい人——総合型・学校推薦型に加え、特別進学コースで一般入試にも対応します
  • 映像授業で自分のペースを作りたい人——習熟度別7レベルを何度でも視聴できます
  • オンライン中心で学びたい人——Gakken Baseが日常の所属先になります
  • 計画を一緒に立ててほしい人——週1回のコーチング面談で時間割と進路を扱います

向いていない人

  • 費用を最優先に抑えたい人——2校分がかかるため、1校完結型の通信制高校より高くなります
  • 通える校舎がほしい人——キャンパスは現在13か所。多摩地域から近い校舎は、2027年4月開校予定の新百合ヶ丘キャンパス(※2027年4月開校予定 ※認可申請中)を待つことになります
  • マンツーマン指導を求める人——個別指導塾型の学習スタイルではありません
  • 画面の前に毎日座るのが難しい人——Gakken Baseへの毎日のログインが前提です

在籍している生徒の背景はさまざまです。不登校を経験した生徒、体調面に不安を抱える生徒、一般的な学生生活が合わなかった生徒、自分のペースで学習したい生徒、集団で行動するのが苦手な生徒などが在籍しています。特定の層だけを対象とした機関ではありません。

発達特性がある場合の学校選びについては、通信制高校と発達障害|サポート体制の見分け方で3段階の評価軸を示しています。個別の配慮内容は学校ごとに確認が必要なので、キャンパスへ直接相談してください。

通信制高校の仕組みを最初から確かめたい方は、通信制高校とは?仕組み・卒業要件・全日制との違いをご覧ください。

よくある質問

サポート校の仕組みや卒業資格などの質問を整理したFAQ図
Q
Gakken高等学院は通信制高校ですか?
A

いいえ。Gakken高等学院は通信制高校連携校(サポート校)です。クラーク記念国際高等学校と連携しており、高校卒業資格はクラーク記念国際高等学校で取得します。生徒は両方に在籍します。

Q
高校卒業資格は取れますか?
A

取れます。ただしGakken高等学院単独ではなく、連携先のクラーク記念国際高等学校で単位を修得しスクーリングを受けることで取得します。

Q
学費はいくらかかりますか?
A

目安はクラーク記念国際高等学校が約30万円、Gakken高等学院が約62万円(入学金を含む)で、2校分が必要です。クラーク記念国際高等学校の費用は高等学校等就学支援金制度の対象となります。詳細な金額については各キャンパスへお問い合わせください。

Q
毎日通学する必要はありますか?
A

ありません。毎日の通学を必須とする教育機関ではなく、通学とオンラインのどちらでも学習を進められます。ただしオンラインキャンパス「Gakken Base」には基本的に毎日ログインします。

Q
指定校推薦は使えますか?
A

クラーク記念国際高等学校が持つ全国320大学・約1,400枠以上の指定校推薦枠を活用できます。Gakken高等学院が独自に持つ枠ではありません。

Q
Gakken高等学院中等部は中学校の代わりになりますか?
A

Gakken高等学院中等部はフリースクールであり、学校教育法第一条に定められた学校ではありません。在籍中学校に籍を置いたまま利用します。学校長の了承が得られた場合、学習状況等報告書を在籍中学校へ提出する連携が案内されています。

まとめ:まず「2校に在籍する」ことを理解してから比べる

オンライン学習の計画を整えて次の体験を考える日本人高校生
  • Gakken高等学院は通信制高校連携校(サポート校)。高校卒業資格はクラーク記念国際高等学校で取得する
  • 生徒は2校に在籍する。費用も2校分(目安:クラーク約30万円+Gakken高等学院約62万円)
  • 学習は映像授業とコーチング面談。マンツーマン指導型ではない
  • 職員は学習心理支援カウンセラー資格を保有。認定元まで公表されている
  • 指定校推薦枠はクラーク記念国際高等学校が持つもの。全国320大学・約1,400枠以上
  • キャンパスは現在13か所。2027年4月に新百合ヶ丘(※2027年4月開校予定 ※認可申請中)など4か所が開校予定。それまでは判断軸は「Gakken Baseが合うか」
  • 中等部は中学生向けのフリースクール。学校ではなく、在籍中学校に籍を置いたまま使う

次の一歩は、Gakken Base中心の学び方が本人に合うかを体験で確かめることです。同時に1校完結型の通信制高校の資料も取り寄せておくと、2校分の学費と比べたときの位置づけがはっきりします。判断軸に迷う場合は進路コンパスも使ってください。

※本記事は2026年10月時点の公開情報および広告主提供資料に基づく一般的な情報提供です。コース・学費・キャンパス・支援内容は年度によって変わり、キャンパスごとに異なる項目もあります。記載した学費はあくまで目安であり、詳細な金額については各キャンパスへお問い合わせください。高等学校等就学支援金制度の支給条件・支給額は制度改定や世帯の状況により変動し、支給を保証するものではありません。指定校推薦枠はクラーク記念国際高等学校が保有するものであり、利用を保証するものではありません。出席扱いの可否は在籍中学校の校長の判断によります。2027年4月開校予定のキャンパスは予定であり、開校時期・内容が変更される場合があります。入学前に必ず志望キャンパスへ直接ご確認ください。

主な出典:Gakken高等学院 公式サイト(学院について・コース・キャンパス・中等部の各ページ)/広告主提供資料/文部科学省 高等学校等就学支援金制度

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