すららは不登校の出席扱いになる?7つの要件との照合と申請の流れ【2026年9月時点】

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すららを使えば自動的に出席扱いになるわけではありません。出席扱いにするかどうかを決めるのは在籍校の校長で、教材はその判断材料をそろえる道具です。ただし文部科学省が示す7つの要件のうち、教材側で用意できる部分をすららは一通り備えています。

この記事では、7要件のどれをすららで満たせて、どれが学校や家庭にしかできないのかを照合し、申請の手順と、認められないことがある3つのパターンを整理します。

結論|教材で満たせるのは7要件のうち3つ

出席扱いの7要件を学校・家庭・教材の担当に分ける図

文部科学省が示す要件は7つあります。このうち教材が担えるのは、学習活動そのものと、計画性、記録の提出です。残りは学校と家庭の側で整える必要があります。

#要件(要旨)主に満たす側すららで用意できること
1保護者と学校の間に十分な連携・協力関係がある家庭と学校なし(相談窓口での助言のみ)
2ICT等を活用して提供される学習活動である教材該当する
3訪問等による対面指導が適切に行われる学校なし
4理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムである教材と家庭すららコーチが学習設計を作成
5校長が対面指導や学習活動の状況を十分に把握している学校学習履歴を印刷・メールで提出できる
6学校外の公的機関や民間施設で相談・指導を受けられない場合に行う学習である家庭の状況なし
7学習の計画や内容が学校の教育課程に照らし適切と判断される学校学習指導要領に対応した教材内容

要件は文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」に示されたものです。正確な文言は同省のページで確認してください。制度全体の解説は不登校でも出席扱いになる制度にまとめています。

すららが用意している出席扱いのサポート

相談窓口から学習設計・学習履歴・提出へ進む支援の図

公式サイトでは、出席扱いを目指す家庭向けに次の仕組みが案内されています。

  • 出席扱い専用窓口——学校との連携について相談できる窓口
  • 学習設計——すららコーチが、その子の理解度に合わせた学習プログラムを組む
  • 学習履歴の記録——取り組んだ単元と時間が自動で残り、管理画面で確認できる
  • 履歴の提出サポート——印刷またはメールで学校に提出する形に整えられる

要件4と要件5は、家庭が独自に学習計画と記録を作るとなると負担が大きい部分です。この2つを教材側で肩代わりできる点が、出席扱いを狙う家庭に選ばれる理由になっています。

申請の流れ|順番を間違えると通らない

担任への相談から運用開始までの4段階を示す図

公式サイトが案内する手順は4段階です。順番が重要で、教材を契約してから学校に持ち込むと、話が進みにくくなります。

  1. 担任の先生に相談する——学校復帰も視野に入れていることを伝え、出席扱いにできないか相談する
  2. 要件を満たせるか確認する——7つの要件に照らし、学校側で対応できる部分を確認する
  3. 1日の出席扱いのルールを決める——使う教材、1日の学習量、学習設計、記録の提出方法を学校と取り決める
  4. 運用を始める——決めたルールで学習し、記録を提出する

学校が制度を知らない場合もあります。その場合は文部科学省のページを印刷して持参し、「制度としてこういう扱いがある」という前提から共有すると話が早く進みます。

認められないことがある3つのパターン

通所・対面の関わり・計画と記録を確認する図

すららの公式サイトも「申請すれば必ず認定されるわけではない」と明記しています。つまずきやすいのは次の3点です。

① 要件6に当たらない

要件6は、学校外の公的機関や民間施設で相談・指導を受けられない場合に行う学習であることを求めています。教育支援センター(適応指導教室)やフリースクールに通えている場合は、そちらでの出席扱いが先に検討されます。自宅学習での出席扱いは、通所が難しい状況が前提です。

② 対面の関わりが途切れている

要件3は訪問等による対面指導を前提としています。担任の家庭訪問、面談、オンラインでの定期的なやり取りなど、学校との接点が何もない状態では要件を満たしません。学習だけを自宅で進めて学校と連絡を取らない形は、制度の想定外です。

③ 計画と記録が示せない

「好きな時に好きなだけ」の学習では要件4を満たしません。学習設計と、実際に取り組んだ記録の両方が必要です。すららを使う場合はコーチと相談して計画を作り、履歴を定期的に提出する運用にします。

出席扱いになったあとに確認すること

出欠の記録・成績評価・調査書を学校に確認する図

出席扱いは出欠の記録の話であり、成績評価とは別の手続きです。文部科学省は2024年8月に、欠席中に行った学習の成果を成績評価に反映できる場合の考え方を通知しています。評価に反映してもらえるかは学校と相談してください。

高校受験を控えている場合は、調査書に出席日数と評定がどう記載されるかを、中学3年生になる前に確認しておくと安心です。進路の選択肢は不登校の中学卒業後の進路で整理しています。

費用はいくらかかるか

公的機関・自宅学習・フリースクールの費用の位置づけを比べる図

出席扱いのためだけに追加料金はかかりません。通常の受講料のみです。2026年9月12日時点の公式料金(税込)は次のとおりです。

コース入会金月額(4か月継続)年額の目安
小中3教科11,000円8,228円約11万円
小中5教科7,700円10,428円約13万円
中高6教科7,700円10,428円約13万円

教育支援センターは公的機関のため原則無料で、フリースクールは月2万5千円から4万円台が中心です。自宅学習で出席扱いを目指す選択は、費用の面では中間に位置します。

料金と教材の使い勝手についてはすららの口コミは最悪?で、公式仕様と照らして検証しています。

→ すらら公式サイト(出席扱いの案内)

教材やサービスを「型」で比べたい方は発達障害・不登校の子のタブレット学習・通信教育|「型」で選ぶ比較ガイドをご覧ください。

よくある質問

校長判断・学校への事前相談・併用・学習時間の疑問を整理する図
Q
すららを使えば必ず出席扱いになりますか?
A

なりません。判断するのは在籍校の校長です。教材は7要件のうち学習活動・計画・記録の部分を満たす助けになります。

Q
学校に相談する前に契約してもよいですか?
A

おすすめしません。使う教材や記録の出し方を学校と決めてから契約するほうが、要件のすり合わせがスムーズです。

Q
教育支援センターに週1回通っています。それでも自宅学習で出席扱いにできますか?
A

要件6の考え方では、通所して相談・指導を受けられる場合はそちらが優先されます。併用の扱いは学校によって判断が分かれるため、担任に確認してください。

Q
1日何時間の学習が必要ですか?
A

全国共通の基準はありません。1日あたりどれだけ取り組めば出席1日分とするかは、学校との取り決めで決まります。

Q
出席扱いになると成績もつきますか?
A

別の手続きです。学習の成果を評価に反映するかどうかは、学校が教育課程に照らして判断します。

まとめ|先に学校、教材はそのあと

明るい相談室で先生役の大人と話す日本人の小学生
  • 出席扱いを決めるのは校長。教材は要件を満たすための道具にすぎない
  • 7要件のうち教材で担えるのは、学習活動・学習計画・学習記録の3つ
  • すららには出席扱い専用窓口と履歴の提出サポートがある
  • つまずきやすいのは、通所できる場合の要件6と、対面の関わりが途切れる要件3
  • 契約より先に担任へ相談し、記録の出し方まで決めてから始める

制度の運用は自治体・学校によって差があります。本記事は2026年9月12日時点の文部科学省の公開情報とすらら公式サイトの記載にもとづく整理であり、出席扱いの認定を保証するものではありません。

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