発達障害・不登校の子に合う塾・家庭教師の選び方|5社比較と失敗しない基準【2026年8月時点】

オンライン・家庭訪問・個別空間の学習支援を本人の感触で選ぶ親子 教育サービスレビュー

不登校や発達特性のある子の塾・家庭教師選びは、成績アップが目的の「普通の塾選び」とは選ぶ基準がまったく違います。結論から言うと、見るべきは偏差値の実績ではなく、①本人の今の状態に合う形式か ②不登校・特性のある子への対応実績があるか ③無料体験で本人が「この人となら」と感じられるかの3つです。

この記事では、不登校・発達障害への対応をうたう塾・家庭教師5社の比較と、選び方の基準、そして「そもそも今、塾を探すべき段階なのか」の見極めまでを整理します。

「普通の塾選び」と何が違うのか

集団一律ではなく関係づくりと回復段階から学習支援を選ぶ流れ

学校に行けている子の塾選びは「どこが一番伸びるか」の競争です。不登校・発達特性のある子の場合、その前に3つの前提が変わります。

  • 集団授業はほぼ選択肢から外れる——教室という環境自体がハードルになっている子に、集団形式は負荷が大きすぎます。1対1(個別指導・家庭教師・オンライン)が基本線です
  • 「教える技術」より「関係を作る技術」——最初の壁は勉強内容ではなく、「知らない大人と定期的に会えるか」。不登校の子への対応経験がある講師かどうかで、立ち上がりがまったく変わります
  • 本人の状態が最優先——エネルギーが尽きている時期に学習支援を入れると逆効果です。回復の段階については中学生の不登校の対応で詳しく解説しています

不登校・発達特性に対応する塾・家庭教師5社の比較

専門オンライン・長期支援・訪問体験・地域型・無学年型の五つの支援モデル

2026年8月時点の比較です。料金は変わる場合があるため、正確な金額は各社の資料・公式サイトで確認してください。

サービス形式対象料金の目安無料体験
ティントルオンライン1対1(不登校専門)小1〜高330分1,200〜3,200円・受講分だけの後払い制あり
キズキ共育塾通塾・オンライン1対1(不登校・中退・学び直し専門)中学生〜大人非公表(無料相談で見積もり)無料相談あり
家庭教師ファースト訪問・オンライン1対1小1〜高3・全国月9,240円〜・入会金/月会費0円あり(実際に担当する教師で体験)
家庭教師のがんば訪問1対1小・中学生中心・東京/神奈川/埼玉/千葉30分1,000円前後+初期費用あり
ネット松陰塾ネット自立学習+コーチ(1対1指導つき)小1〜中3月16,170円〜(学び放題型)あり
e-Liveオンライン1対1(やる気・勉強のやり方重視)小1〜高3実施分のみの後払い制(30分単位・講師ランクで変動)あり

補足:ティントルとe-Liveは同じ運営会社(LIVE株式会社)です。ティントルは、e-Liveから不登校・発達障がいの子向けに専門特化して生まれたサービスという関係にあります。どちらを選ぶかは次の基準が分かりやすいです。

  • 学校に行けていない・特性への配慮が要るティントル(不登校専門。出席扱いの相談実績もあり)
  • 勉強はできる状態だが、やる気が出ない・勉強のやり方が分からないe-Live(憧れられる講師とのマッチングと、勉強のやり方の指導が中心)

同じ運営のため、両方に申し込む必要はありません。状態に近いほうを1つ選んで体験するのが効率的です。

タイプ別の向き不向き

  • 外に出るのがまだ難しい・人と会うハードルが高い → オンライン1対1のティントル(不登校専門。画面越しは対面より心理的負荷が低く、出席扱いサポートのオプションもあります)
  • 高校生・高校中退からの学び直し、受験までの伴走キズキ共育塾(不登校・中退経験に理解のある講師陣。発達特性に応じた個別カリキュラム)
  • 対面で見てもらいたい(全国)家庭教師ファースト(体験授業を「実際に担当する先生」で受けられるため、相性の見極め精度が高い)
  • 対面で費用を抑えたい(首都圏)家庭教師のがんば(単価が低め。東京・神奈川・埼玉・千葉の方向け)
  • 決まった先生と約束するより、自分のペースで黙々進めたいネット松陰塾(無学年式の学び放題+コーチの声かけ。「わかるところまで戻る」設計が積み上げ教科の遅れと相性◎)

このほかに検討できる3社|不登校・発達特性の専門コースあり

比較表の5社のほかにも、不登校・発達特性向けの専門コースを持つ家庭教師会社があります。次の3社はいずれも無料体験を公式サイトで受け付けているので、上の5社で合う相手が見つからなかったときの候補になります。

  • 家庭教師のゴーイング——小中高対象。不登校・発達障害向けの指導コースを明示。訪問は東京・神奈川・千葉・埼玉、オンラインは全国対応
  • 家庭教師のノーバス——関東中心(東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城など)。不登校・発達特性専門のコース「こころの未来」を持つ
  • 家庭教師のサクシード——対面は全国、オンラインも対応。不登校サポートコースとLD・ADHD・ASDサポートコースを明示

どの会社でも見るポイントは同じです。「不登校対応の実績を具体的に説明できるか」「本人と合わなかったときに教師を交代できるか」を無料体験で確かめてください(判断基準は次のセクションで整理します)。

失敗しない選び方|5つの基準

形式・経験・本人の体験・総費用・やめやすさを確認する五つの基準
  1. 形式は本人の状態から決める——「外出できるか」「初対面の人と会えるか」が判断軸です。迷ったら心理的負荷の低い順(オンライン→自宅訪問→通塾)で試してください
  2. 「不登校の子を教えた経験」を具体的に質問する——「対応可能です」ではなく「どんなケースで、どう進めたか」を聞くと、実績の厚みが分かります
  3. 体験は必ず本人が受けて、本人が決める——親の判断で契約すると、続きません。「合わなければ断っていい」を本人に伝えたうえで体験させるのがコツです
  4. 費用は月謝でなく総額で見る——入会金・システム料・教材費・交通費(訪問型)まで含めて比較します。「月謝が安いのに総額が高い」パターンは珍しくありません
  5. やめやすさを確認する——解約条件・違約金の有無は契約前に確認。「合わなければすぐやめられる」ことは、本人のプレッシャーを下げる意味でも重要です

塾・家庭教師の前に検討したい無料の選択肢

教育支援センター・校内別室・地域支援を確認して不足分を補う流れ

費用をかける前に、公的な無料資源も確認してください。

  • 教育支援センター(適応指導教室)——教育委員会が運営・無料。学習支援と居場所を兼ね、出席扱いになるのが一般的です
  • 学校の別室登校・放課後対応——在籍校に相談すると、別室での学習支援や課題の個別対応をしてくれる場合があります
  • フリースクールの学習支援——民間の居場所にも学習サポート付きの施設があります。詳しくはフリースクールとは

これらで足りない部分(教科学習の本格的な遅れ戻し・受験対策)を塾・家庭教師で補う、という順番が費用対効果の高い組み立てです。

よくある質問

診断・形式・開始時期・総額・出席扱いについて相談する親子

Q. 発達障害の診断がなくても「発達障害対応」の塾・家庭教師を利用できますか?

利用できます。診断の有無は問われません。グレーゾーンの子の利用は多く、体験時に「困りごと」(例:口頭指示が通りにくい・書くのが苦手)を具体的に伝えるほうが、診断名を伝えるより実際の指導に役立ちます。

Q. 塾と家庭教師、どちらがいいですか?

外出のハードルで決めてください。通塾できる状態なら「家以外の居場所ができる」メリットがあり、外出が難しいなら自宅訪問かオンラインです。学習効果の差より「続けられるか」の差のほうがはるかに大きいです。

Q. 本人が嫌がる場合はどうすればいいですか?

今は学習支援を入れる段階ではない、というサインです。無理に始めると勉強自体への拒否感が強まります。まず休養と居場所を優先し、本人が「勉強が気になる」と言い出したタイミングで体験を提案してください。

Q. 不登校の子の家庭教師の料金相場はどのくらいですか?

1対1指導は30分1,000〜3,500円程度(月1万〜3万円台)が目安です。不登校専門をうたうサービスが特別高いわけではありません。初期費用・システム料を含めた総額で比較してください。

Q. 家庭教師やオンライン指導で出席扱いになりますか?

条件を満たせばなりえます。自宅でのICT等を活用した学習を校長判断で出席扱いにできる制度があり、対応サポートを用意しているサービスもあります(ティントルのホームスクーリングオプション等)。ただし判断は在籍校の校長なので、必ず学校と事前に相談してください。

まとめ:体験→本人の感触→少しずつ、の順で

体験を本人が受け感触を確かめて小さく学習支援を始める親子
  • 選ぶ基準は形式(状態に合うか)・実績(不登校対応の経験)・相性(本人の感触)の3つ
  • 比較は総額で。まず無料の公的資源を確認してから補う形が効率的
  • 体験は本人が受けて本人が決める。嫌がるなら時期尚早のサイン

勉強の遅れ自体の取り戻し方(何から・どの教科から)は、姉妹記事で詳しく解説しています。

不登校の勉強の遅れはどう取り戻す?追いつくための家庭学習法

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※本記事は2026年8月時点の情報に基づく一般的な情報提供です。料金・サービス内容は改定される場合があるため、最新情報は各社公式サイト・資料でご確認ください。記事内にはプロモーションが含まれます。

主な出典:各サービス公式サイト(ティントル料金表・家庭教師ファースト費用案内ほか)/A8.net各プログラム情報(2026年8月時点)

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