▶▶【2026年版】発達障害の転職 完全ガイドはこちら ◀◀

障害のある大学生の就活ガイド|何から始める?準備から内定までの全ステップ【2026年最新】

就労移行支援・転職

「障害があるけど、就活って何から始めればいいの?」

大学3年生になり、周りが就活の話を始める中、障害のある学生が最初にぶつかるのがこの壁です。

  • 一般の就活サイトや就活本を見ても、自分の状況に当てはまる情報が見つからない
  • 大学のキャリアセンターに行っても、障害者枠の就活について詳しい人がいるか分からない
  • 同じ立場の友人も少なく、誰に相談すればいいか分からないまま時間だけが過ぎていく

この記事は、そんな障害のある大学生のために書かれた、就活の完全ガイドです。「最初にやるべき3つのこと」から、手帳の準備、自己分析、企業探し、ES作成、面接対策、内定後の準備まで、就活の全工程を時系列に沿って一本で解説します。

この記事を読めば、「自分は今、何をすべきか」が明確になるはずです。

▼記事を読むのが面倒な人のためにAI解説動画を作りました。読み間違いはご容赦くださいませ。

▼この記事のポイントをまとめたインフォグラフィック

クリックすると拡大します

障害のある大学生の就活、最初にやるべきことは3つだけ

就活は、やることが多くて圧倒されがちです。しかし、最初に取りかかるべきことはシンプルに3つだけです。

①障害者手帳の準備を始める

障害者枠での就活を少しでも考えているなら、手帳の取得手続きは早めに動きましょう。交付まで1〜3ヶ月かかることがあるため、就活本格化の前に手続きを開始しておくのがベストです。

②自分の障害特性と配慮事項を整理する

「自分はどんな場面で困るか」「どんな配慮があれば力を発揮できるか」を言語化する作業です。これは面接で必ず聞かれるため、就活準備の最も重要な土台になります。

③誰かに相談する

大学のキャリアセンター、障害学生支援室、就活エージェント、ハローワーク——相談先はたくさんあります。一人で抱え込まず、まず誰かに「就活を始めたいんですが」と伝えることが、就活の第一歩です。

この3つさえ始めれば、あとは流れに乗って進んでいけます。以下で、各ステップを詳しく解説していきます。

【全体像】障害者の新卒就活ロードマップ

まず就活の全体像を把握しましょう。障害者枠の新卒採用は、一般枠と同じスケジュールで進む企業もあれば、通年採用を行う企業もあります。以下は標準的な目安です。

時期やること詳細
大学3年・4〜6月準備期間障害者手帳の取得手続き、自己分析、障害特性の整理
大学3年・6〜8月情報収集支援機関への相談開始、エージェント登録、インターン参加
大学3年・9〜12月本格始動求人紹介開始、企業研究、ES作成、面接対策
大学3年・1月〜4年・6月選考期間エントリー、面接、内定獲得
大学4年・夏〜卒業入社準備内定先との配慮事項確認、入社準備

大切なのは、「早く始めるほど有利」だけど「遅くても手遅れではない」ということです。障害者枠は通年採用の企業も多いため、一般枠のように「3月解禁、6月に勝負が決まる」という画一的なスケジュールに縛られすぎる必要はありません。自分のペースで進めましょう。

STEP1:障害者手帳を準備する

障害者枠の求人に応募するには、原則として障害者手帳が必要です。手帳にはどんな種類があり、どう取得すればよいのかを整理します。

障害者手帳の3つの種類

手帳の種類対象交付元
身体障害者手帳身体障害(視覚、聴覚、肢体不自由、内部障害等)都道府県知事・指定都市市長
精神障害者保健福祉手帳精神障害(うつ病、双極性障害、統合失調症、発達障害等)都道府県知事・指定都市市長
療育手帳(愛の手帳・みどりの手帳)知的障害都道府県知事・指定都市市長

発達障害(ASD・ADHD等)の方は、「精神障害者保健福祉手帳」を取得するのが一般的です。知的障害を伴う場合は「療育手帳」を取得するケースもあります。

取得の流れと所要期間

申請は住所地の市区町村の障害福祉窓口で行います。医師の診断書が必要になるため、まず主治医に相談しましょう。申請から交付まで通常1〜3ヶ月程度かかります。精神障害者保健福祉手帳の場合、初診日から6ヶ月以上経過していることが申請の条件となる点にも注意が必要です。

手帳がなくても就活準備は始められる

手帳の交付を待っている間でも、自己分析やエージェントへの相談、企業研究は進められます。エージェントによっては、手帳を「取得予定」の段階でも登録を受け付けているサービスもあります。手帳の取得と就活準備は並行して進めるのが効率的です。

また、手帳を取得しても一般枠への応募は引き続き可能です。手帳は「選択肢を狭める」ものではなく、「障害者枠という新たな選択肢を増やす」ものだと理解しておきましょう。

STEP2:自己分析——「障害特性」と「配慮事項」を言語化する

障害のある学生の自己分析は、一般的な就活の自己分析に加えて、「障害特性の整理」と「必要な配慮の言語化」という2つの作業が必要になります。

一般的な自己分析(一般就活と共通)

これは障害の有無に関わらず行う基本的な自己分析です。自分の強み・弱み、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)、将来やりたいこと、価値観などを整理します。自己分析ツールや適性検査を活用してもよいでしょう。

障害特性の整理(障害者就活に特有)

面接では「あなたの障害について教えてください」「業務にどのような影響がありますか」と聞かれます。この質問に対して、具体的かつ前向きに答えられるよう準備します。

整理すべき項目は以下のとおりです。

  • 障害の名称・等級:正式名称で説明できるようにする
  • 具体的な症状や特性:日常生活や業務にどう影響するかを具体的に
  • 得意なこと:障害があっても問題なくできること、むしろ強みになること
  • 苦手なこと・配慮が必要なこと:具体的な場面とセットで説明する
  • 自分で行っている対処法:服薬管理、ストレスコントロール、ツール活用など
  • 職場にお願いしたい配慮:通院の時間確保、静かな環境、業務指示の出し方など

自己分析ワークシート(記入例)

具体的にどう整理すればいいか分からないという方のために、記入例を示します。

項目記入例(発達障害・ASDの場合)
障害名・等級自閉スペクトラム症(ASD)、精神障害者保健福祉手帳3級
具体的な特性曖昧な指示の理解が苦手、急な予定変更に対応しにくい、聴覚過敏がある
得意なことルーティンワークの正確性が高い、データ分析が得意、一つの作業に集中して取り組める
苦手なこと複数のタスクの同時進行、電話対応、暗黙のルールの理解
自分での対処法タスクリストで優先順位を管理、イヤーマフを使用、分からないことはその場で質問する
職場への配慮希望業務指示は口頭だけでなくメールやチャットでも伝えてほしい、静かな環境で作業させてほしい

このシートを埋めることで、面接で障害について聞かれたときにスムーズに回答でき、エージェントとの面談でも自分の希望を正確に伝えられるようになります。

「配慮事項」の伝え方テンプレート

面接で配慮事項を伝えるときは、「○○が苦手です」で終わらず、「○○の配慮があれば、○○ができます」という形で伝えるのがポイントです。

たとえば「聴覚過敏があり、オープンスペースだと集中できません」よりも、「聴覚過敏がありますが、イヤーマフの使用を許可していただければ、集中して業務に取り組めます」のほうが、企業にとっても具体的な対応策がイメージしやすくなります。

自分一人で整理するのが難しい場合は、主治医やカウンセラー、家族、大学の障害学生支援室のスタッフに協力してもらいましょう。客観的な視点を加えることで、自分では気づかない強みや適切な配慮の言語化が進みます。

発達障害の特性を活かした仕事選びについて、より詳しく知りたい方は「ASDとADHD併発者の適職ガイド」や「ADHD向いてる仕事ガイド完全版」も参考にしてみてください。

STEP3:障害者枠か一般枠かを決める(または両方)

障害者手帳を持つ学生には、大きく分けて「障害者枠(オープン就労)」と「一般枠(クローズ就労)」の2つの選択肢があります。また、両方を並行して進める「併用戦略」も可能です。

それぞれの特徴を簡潔にまとめると以下のとおりです。

比較項目障害者枠一般枠
合理的配慮受けやすい受けにくい
求人数少ない(増加傾向)多い
競争倍率低い傾向高い
給与(新卒)一般枠と同等
1年後の定着率約70%約30〜50%(クローズ)

配慮が必要な方は障害者枠を中心に、障害の影響が小さく自己管理ができる方は一般枠にも挑戦する、というのが基本的な考え方です。迷う場合は両方を並行して進め、内定を得てから判断するのが賢い方法です。

障害者枠と一般枠の違い、障害種別ごとの選び方、自己診断チェックリストについてさらに詳しく知りたい方は、「障害者枠と一般枠どっちで就活すべき?新卒学生のための完全判断ガイド」をご覧ください。

STEP4:支援機関を活用する——使い分けガイド

障害のある学生が就活で使える支援機関は複数あります。それぞれの特徴を理解して、目的に応じて使い分けましょう。

4つの支援機関の比較

支援機関特徴向いている人費用
大学キャリアセンター / 障害学生支援室学内で気軽に相談できる。障害者枠の就活情報は限定的な場合もまず最初に相談したい人無料
ハローワーク(障害者専門窓口)公的機関。地元の求人に強い。職業訓練の紹介も地元就職を希望する人無料
就活エージェント(障害者専門)非公開求人あり。プロが選考対策まで伴走大手企業を目指す人、手厚いサポートが欲しい人無料
就労移行支援事業所ビジネススキル訓練+就職支援。最長2年体調が不安定な人、社会人スキルに不安がある人多くの場合無料(所得による)

おすすめの組み合わせ

最も効果的なのは、複数の支援機関を併用することです。たとえば、大学のキャリアセンターで基本的な就活マナーを学びつつ、障害者専門のエージェントで非公開求人を紹介してもらい、ハローワークで地元企業の情報も収集する——という形です。

体調が不安定で「そもそも毎日通勤できるか不安」という段階であれば、まず就労移行支援で社会復帰の準備を整えてから就活に臨むのも賢い選択です。同じゼネラルパートナーズが運営するatGPジョブトレでは、障害別専門のコースでビジネススキルを身につけながら就職を目指せます。

新卒学生に特化した就活エージェントとしては、atGP就活エージェントが専任キャリアプランナーによるマンツーマンサポートを提供しており、障害者枠での就活が初めての学生にも安心です。

STEP5:企業を探す・選ぶ

支援機関への相談と並行して、企業探しも進めていきましょう。

求人の探し方

障害者枠の求人は、一般の就活サイト(リクナビ・マイナビ等)にはあまり掲載されていません。主な情報源は以下のとおりです。

  • 障害者専門の就活エージェント:非公開求人を含む幅広い求人にアクセス可能。最もおすすめ
  • 障害者専門の就活サイト:ウェブ・サーナ、クローバーナビなど。自分で検索して応募するスタイル
  • ハローワーク(障害者専門窓口):地元の中小企業の求人が充実
  • 企業の採用ページ:大手企業は自社サイトに障害者採用の専用ページを設けていることが多い
  • 合同企業説明会・就職フェア:障害者向けのイベントが定期的に開催されている

企業選びのチェックポイント

障害のある学生が企業を選ぶ際、給与や勤務地だけでなく、以下の観点もチェックしましょう。

障害者雇用の実績:過去に障害者を採用した実績があるか。実績がある企業ほど受け入れ体制が整っている可能性が高い

配慮体制:バリアフリー設備、通院への配慮、フレックスタイム制度、在宅勤務制度の有無

定着支援:入社後のフォロー体制(面談の頻度、相談窓口の有無、ジョブコーチの配置等)

キャリアパス:障害者枠でも昇進・昇格の機会があるか。総合職採用か限定職種か

先輩社員の存在:同じ障害を持つ先輩社員がいるかどうか。いれば入社後のロールモデルになる

企業研究で見落としがちなポイント

企業のホームページだけでなく、以下の情報も確認しておくと、入社後のギャップを減らせます。

障害者雇用に関する企業の姿勢
CSR報告書やサステナビリティレポートに障害者雇用の取り組みが記載されている企業は、組織として本気で取り組んでいる可能性が高いです。

特例子会社の有無
大企業では親会社が特例子会社を設立し、そこで障害者を集中的に雇用しているケースがあります。特例子会社は障害者雇用の専門組織であるため、配慮体制が手厚い傾向がありますが、業務内容が限定的になる場合もあります。

障害者の離職率・定着率
公開している企業は多くありませんが、面接やエージェント経由で「過去に入社した障害者の定着状況」を確認できることがあります。定着率が高い企業は、入社後のサポート体制が整っていると判断できます。

合同企業説明会に参加してみる
障害者向けの就職フェアに参加すると、一度に複数の企業の雰囲気を比較できます。ブースの担当者の対応の仕方からも、その企業の障害者雇用への姿勢が見えてきます。

就職先の定着率やどんな企業に就職できるかについて、データをもとに知りたい方は「就労移行支援の就職先と定着率」も参考にしてください。

STEP6:応募書類(ES・履歴書)を作成する

障害者枠のES(エントリーシート)や履歴書は、一般枠と共通する部分に加えて、障害に関する記載欄があるのが特徴です。

一般枠と共通する項目

志望動機、自己PR、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)などは、一般枠と同じように作成します。障害があるからといって内容を変える必要はなく、「自分がどんな人間で、企業にどう貢献できるか」を伝えることが目的です。

障害者枠で追加される記載内容

障害者枠のESや履歴書には、以下の内容を記載する欄があります(企業によって形式は異なります)。

  • 障害の種類と等級:正式名称で記載
  • 障害の状況:日常生活や業務への影響を簡潔に
  • 通院・服薬の状況:頻度と業務への影響(「月1回の通院あり。半休で対応可能」等)
  • 職場にお願いしたい配慮事項:具体的に記載

配慮事項の書き方は、STEP2で整理した内容をそのまま活用できます。「配慮があればこんなことができる」というポジティブな書き方を心がけましょう。

書類作成のコツ

エージェントに添削してもらう
障害者枠のES作成に慣れたプロにチェックしてもらうだけで、書類の通過率は大きく上がります。自分では気づけない改善点を指摘してもらえるため、添削は必ず受けましょう。

具体的なエピソードを盛り込む
「コミュニケーション能力があります」ではなく、「ゼミの発表でチームの議論をまとめ、教授から高い評価を得ました」のように、具体的な場面で語りましょう。障害があることで培った工夫や努力のエピソードも、立派な強みとして評価されます。

障害を過度にネガティブに書かない
事実を正確に伝えつつも、「こう対処しています」「こんな工夫をしています」と前向きな姿勢を示すことが大切です。企業が知りたいのは「この学生と一緒に働けるか」であり、障害の重さではありません。

志望動機では「なぜこの企業か」を明確に
障害者枠の志望動機でありがちなのが「配慮が手厚そうだから」という理由だけを述べてしまうケースです。もちろん配慮は重要な要素ですが、それに加えて「この企業の事業内容に興味がある」「自分のスキルをこの業務で活かしたい」という企業固有の理由を述べることで、志望度の高さが伝わります。

複数の企業に使い回さない
基本的な自己PRの骨格は共通でも構いませんが、志望動機は企業ごとにカスタマイズしましょう。企業研究で得た情報を盛り込むことで、「この学生はうちの会社のことをよく調べている」と好印象を与えられます。

STEP7:面接対策——障害について聞かれたときの答え方

面接は就活で最も緊張する場面ですが、事前に準備しておけば落ち着いて臨めます。

障害者枠の面接で聞かれる主な質問

一般的な面接質問(志望動機、自己PR、学生時代に力を入れたこと等)に加えて、障害者枠では以下の質問が高い確率で出されます。

「あなたの障害について教えてください」

障害名、症状、業務への影響を簡潔に説明します。医学的な詳細を長々と話す必要はなく、「仕事にどう関係するか」に焦点を当てて答えましょう。

「職場でどのような配慮が必要ですか?」

STEP2で整理した配慮事項を、具体的に伝えます。「○○の配慮があれば、○○の業務に取り組めます」という形で、配慮によって何ができるようになるかをセットで伝えるのがポイントです。

「体調が悪くなったときはどうしますか?」

「体調の変化に気づいたら早めに上司に報告します」「通院日を確保していただければ、安定して働けます」など、自分なりの対処法と、会社に期待するサポートの両面を伝えましょう。

「なぜ障害者枠で就職しようと思いましたか?」

「配慮のある環境で長く安定して働きたい」「自分の強みを活かしながら、障害をオープンにして働くほうが力を発揮できると考えた」など、前向きな理由を述べましょう。

「ストレスを感じたときはどう対処していますか?」

自分なりのストレス対処法(セルフケア)を具体的に伝えます。「散歩をする」「日記を書いて気持ちを整理する」「主治医に相談する」など。ストレス管理ができていることを示すのは、企業に安心感を与える重要なポイントです。

「将来のキャリアビジョンを教えてください」

障害者枠だからといって控えめな目標を語る必要はありません。「入社後にスキルを磨き、3年後には業務の幅を広げたい」「障害者雇用のロールモデルになりたい」など、成長意欲のある回答が好印象を与えます。

面接の形式

障害者枠の面接は、一般枠に比べて個別面接が多い傾向があります。障害の状況を個別に丁寧に確認するためです。集団面接やグループディスカッションが実施されるケースは比較的少ないですが、企業によって異なります。

また、障害特性に応じた選考上の配慮を事前に相談することも可能です。たとえば聴覚障害の方は手話通訳や筆談の手配、車椅子利用の方は会場のバリアフリー確認、精神障害の方は面接時間の調整などが考えられます。配慮の申し出は遠慮せず、事前にエージェントや採用担当者に伝えておきましょう。

模擬面接の重要性

面接は「知識があれば大丈夫」というものではなく、実際に声に出して練習することが不可欠です。障害者専門のエージェントでは模擬面接を実施してくれるサービスが多いため、積極的に活用しましょう。エージェントは障害者枠の面接で何が評価されるかを熟知しているため、的確なフィードバックをもらえます。

STEP8:内定〜入社準備

内定を獲得したら、入社までの間に確認・準備すべきことがあります。

内定後にやること

配慮事項の最終確認
面接で伝えた配慮事項が、入社後にどのように実施されるか具体的に確認します。配属先の上司や人事担当者と事前に話す機会を設けてもらえる場合もあります。

通勤ルートの確認
実際の通勤ルートを事前に試しておきましょう。ラッシュアワーの混雑度、バリアフリーの状況、所要時間を確認しておくと安心です。

主治医への報告
就職が決まったことを主治医に報告し、勤務開始後の通院スケジュールや服薬の調整について相談しておきましょう。

入社後のサポート体制の確認
エージェント経由で就職した場合、入社後も一定期間はフォローを受けられることが多いです。困ったことがあればいつでも相談できる体制があるか確認しておきましょう。

入社後に意識すること

入社後の最大の目標は「長く安定して働けること」です。最初から全力で頑張りすぎず、自分のペースで職場に慣れていきましょう。体調の変化を感じたら早めに上司や人事に相談すること、定期的に通院を続けることが大切です。

障害者の就活でよくある不安Q&A

Q
周りの友人がどんどん内定をもらっていて焦ります
A

障害者枠の選考スケジュールは一般枠とは異なることが多く、通年採用を行う企業もあります。他の友人と比較する必要はありません。大切なのは「早く決まること」ではなく「自分に合った企業に出会えること」です。焦って合わない企業に入社しても、短期間で退職してしまうリスクがあります。

Q
障害があることを理由に選考で落とされることはありますか?
A

障害者雇用促進法により、障害を理由とした不当な差別的取扱いは禁止されています。ただし、企業が求める業務遂行能力を満たしていない場合や、企業側が合理的配慮を提供しても業務遂行が困難な場合は、不採用となることもあります。これは障害を理由とした差別ではなく、適性の問題です。

Q
インターンシップには参加したほうがいいですか?
A

参加をおすすめします。障害者向けのインターンシップを実施している企業もあり、実際の職場環境や配慮の雰囲気を体験できます。また、インターンをきっかけに面接・内定までスムーズに進むケースもあります。

Q
障害者手帳の等級によって就活に有利不利はありますか?
A

手帳の等級が直接的に選考の合否を左右することは基本的にありません。企業が見ているのは、「この方が自社で活躍できるか」「必要な配慮を提供できるか」です。等級よりも、自分の障害特性と配慮事項を具体的に説明できることのほうが重要です。

Q
就活がうまくいかないとき、どうすればいいですか?
A

まずはエージェントや支援機関に相談しましょう。うまくいかない原因を一緒に分析してもらえます。書類の書き方に問題がある、面接での伝え方に改善点がある、そもそも企業選びの軸がずれているなど、原因はさまざまです。一人で悩み続けるよりも、プロの目を借りるほうが早く解決します。

Q
体調が安定しなくて就活を始められません
A

無理をして就活を始める必要はありません。まずは治療に専念し、体調が安定してきた段階で就活を始めましょう。その間に就労移行支援を利用して社会復帰の準備を進めるのも有効な選択です。新卒の時期を逃しても、既卒や第二新卒として就活を始めることは十分に可能です。

Q
大学のキャリアセンターは障害者の就活に対応してもらえますか?
A

多くの大学ではキャリアセンターとは別に「障害学生支援室」や「アクセシビリティセンター」が設置されており、障害のある学生の就活相談にも対応しています。キャリアセンターと障害学生支援室の両方に相談することで、一般的な就活マナーと障害者枠特有の情報の両方を得られます。大学によって対応レベルが異なるため、まずは窓口に足を運んで相談してみましょう。

Q
障害者枠でもインターンシップに参加できますか?
A

はい、障害者向けのインターンシップを実施している企業は増えています。atGP就活エージェントのようなサービスでも、インターン求人の案内を行っています。インターンに参加することで、企業の雰囲気や配慮の実態を体験できるだけでなく、選考が優遇されるケースもあります。大学3年の夏までにインターンに参加できると理想的です。

Q
就活と学業の両立が不安です
A

障害者枠の就活は、エージェントが日程調整や書類提出を代行してくれるため、一般枠の就活よりも学生側の負担は軽い傾向にあります。また、障害者枠の選考は一般枠ほど画一的なスケジュールに縛られないことが多く、企業側も柔軟に対応してくれるケースがあります。LINEでエージェントとやりとりできるサービスを選べば、すきま時間で就活を進められます。

まとめ|一人で悩まず、プロと一緒に就活を始めよう

障害のある大学生の就活は、不安なことだらけです。しかし、この記事で解説したように、やるべきことを一つずつ整理すれば、就活は着実に前に進みます。

もう一度、全体の流れを振り返りましょう。

  1. 障害者手帳を準備する(早めに手続きを開始)
  2. 自己分析で障害特性と配慮事項を言語化する(就活の土台)
  3. 障害者枠か一般枠かを決める判断ガイドはこちら
  4. 支援機関を活用する(複数の併用がおすすめ)
  5. 企業を探す・選ぶ(配慮体制や定着支援もチェック)
  6. 応募書類を作成する(プロに添削してもらう)
  7. 面接対策をする(模擬面接は必須)
  8. 内定後、入社準備を進める(配慮事項の最終確認)

そして最も大切なのは、一人で抱え込まないことです。障害者枠での就活は、一般枠以上にプロのサポートが力を発揮する分野です。就活エージェントに登録するだけで、求人紹介から面接対策、内定後フォローまで無料でサポートを受けられます。

新卒学生に特化した就活エージェントについて詳しく知りたい方は、「atGP就活エージェントの評判は?障害のある新卒学生のための就活完全ガイド」をご覧ください。

あなたの就活が、自分らしいキャリアの第一歩になることを願っています。


※本記事の情報は2026年3月時点のものです。法制度や支援機関の最新情報は、厚生労働省の公式サイトや各機関の窓口でご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました