「A型事業所 やめとけ」ーー検索窓にこのワードを打ち込んだあなたは、就労継続支援A型の利用を検討しながらも、ネット上のネガティブな評判に不安を感じているのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、A型事業所そのものが「やめたほうがいい」場所ではありません。 問題なのは、ごく一部の悪質な事業所や、自分の障害特性とのミスマッチです。しかし2024年に起きた大量閉鎖問題など、制度上の課題が存在することも事実です。
この記事では、厚生労働省の公的データや2024年の報酬改定の影響を踏まえ、「やめとけ」と言われる背景を客観的に整理したうえで、あなたに合った事業所の選び方を具体的にご紹介します。最後まで読めば、不安に振り回されることなく、自分で判断できる力が身につくはずです。
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「A型事業所やめとけ」と言われる5つの理由

「A型事業所 やめとけ」「A型事業所 おかしい」といったネガティブなワードが検索サジェストに表示される背景には、いくつかの明確な原因があります。ここでは、代表的な5つの理由を掘り下げます。
理由①:2017年の「悪しきA型」問題と大量解雇事件
A型事業所に対する不信感の原点は、2017年に起きた大量解雇事件にあります。
当時、助成金や給付費を目当てに事業所を開設し、一定期間運営した後に突然閉鎖するという悪質な運営者が全国に存在していました。代表的な事例として、一般社団法人あじさいの輪による220人の利用者解雇、(株)障がい者支援機構による154人の解雇などが報道されました(出典:公益社団法人日本精神保健福祉士協会「就労継続支援A型事業所の閉鎖等の問題に関する緊急調査」)。
これを受けて厚生労働省は2017年に基準を改定し、利用者への賃金は事業所の生産活動の収入から支払うことを原則とし、給付費からの支払いを禁止しました。この改定により経営基盤の弱い事業所の閉鎖が相次ぎ、「A型事業所=危険」というイメージが広まったのです。
理由②:賃金が低く「生活できない」という声
A型事業所の給与だけで生活するのは容易ではありません。厚生労働省が公表した令和5年度の調査結果によると、全国の平均月給は以下の通りです。
| 指標 | 金額 |
|---|---|
| 全国平均月給(令和5年度) | 86,752円 |
| 前年度(令和4年度) | 83,551円 |
| 前年比 | +3,201円(103.8%) |
(出典:厚生労働省「令和5年度工賃(賃金)の実績について」)
1日4~6時間、週5日勤務が一般的であるため、フルタイム勤務の一般企業と同じ収入を得ることは構造上難しい仕組みになっています。ただし、障害年金との併用や自治体の各種減免制度を活用することで、生活基盤を安定させている利用者は多くいます。
理由③:一部の事業所における職員の質の問題
残念ながら、すべての事業所で支援員の質が均一ではありません。障害特性への理解が不足したまま現場に立つ職員や、過度に厳しい指導を行うスタッフが一部に存在します。
元利用者の声として多いのは以下のようなケースです。
| よくある不満 | 背景にある問題 |
|---|---|
| パワハラまがいの厳しい指導 | 職員の障害理解不足・研修体制の不備 |
| 体調不良時に休みづらい雰囲気 | 出勤率と事業所報酬が連動する仕組み |
| 相談しても対応してもらえない | 支援員の人手不足(52.6%が「不足」と回答※) |
| 利用者同士のトラブルに介入しない | 支援スキル・マネジメント力の不足 |
※出典:福祉医療機構「2023年度障害福祉サービス等の人材確保に関する調査」
理由④:仕事内容が単調でスキルが身につかない
A型事業所の作業内容は事業所によって大きく異なりますが、軽作業(袋詰め、シール貼り、封入、仕分けなど)が中心の事業所では「毎日同じ作業の繰り返しで成長を感じられない」という不満が生まれがちです。
近年はWebデザイン、データ入力、動画編集、カフェ運営など多様化が進んでいますが、自分の障害特性や目標とのミスマッチが起きると、モチベーションの低下に直結します。
理由⑤:一般就労への移行支援が手薄な事業所がある
就労継続支援A型は「就労の機会提供」と「知識・能力の向上」が主な目的であり、一般就労への移行支援は就労移行支援ほど手厚くありません。
厚生労働省のデータでは、A型事業所の利用者のうち一般就労へ移行する割合は約25%(4人に1人)とされています。一方で、就労移行支援からの一般就労率は約54.7%です(出典:厚生労働省「障害者の就労支援対策の状況」)。
もしあなたが「できるだけ早く一般企業に就職したい」と考えているなら、A型事業所よりも就労移行支援の方が適している可能性があります。
【2024年衝撃】329か所閉鎖・5,000人解雇の真相

2024年、A型事業所は過去最大規模の危機に見舞われました。この問題を理解しておくことは、今後の事業所選びにおいて非常に重要です。
報酬改定が引き起こした連鎖閉鎖
2024年4月に施行された障害福祉サービス等報酬改定では、A型事業所の評価基準が大幅に厳格化されました。特に影響が大きかったのが「スコア方式」の見直しです。
| 改定の主な変更点 | 内容 |
|---|---|
| 生産活動の評価厳格化 | 赤字事業所への最低点数が5点→?20点に大幅引き下げ |
| 労働時間評価の見直し | 平均労働時間が長い事業所ほど高評価 |
| 経営改善計画の新設 | 未提出の場合-50点の大幅減点 |
(出典:厚生労働省「令和6年度障害福祉サービス等報酬改定の概要」)
数字で見る被害の深刻さ
厚生労働省が2024年11月に公表した集計結果は衝撃的なものでした。
| 指標 | データ |
|---|---|
| 閉鎖した事業所数(2024年3~7月) | 329か所(A型・B型含む) |
| A型事業所からの解雇者数(同期間) | 4,279人(10人以上の解雇届が対象) |
| 障害者全体の解雇者数(同期間) | 4,884人 |
| 参考:前年度1年間の障害者解雇者数 | 2,407人 |
| 解雇者の再就職状況(8月末時点) | 再就職936人・B型移行2,073人(約7割) |
(出典:福祉新聞「A型事業所、5カ月で障害者4279人解雇 厚労省集計」2024年11月25日)
わずか5か月で前年度年間解雇者数の約2倍の障害者が職を失ったことになります。解雇された事業所の9割超は生産活動収支が赤字だったとされており、補助金に依存した経営体質が一気に露呈した形です。
この問題をどう捉えるべきか
重要なのは、すべてのA型事業所が危機的状況にあるわけではないということです。
厚生労働省の「令和5年障害福祉サービス等経営実態調査結果」によれば、A型事業所の年間収入は平均4,495万円、支出は4,366万円で、全体としては黒字基調です。一方で、生産活動の収益が利用者への賃金総額を下回っている事業所は全体の約50.7%に上るという調査もあります。
つまり、約半数の事業所はしっかり収益を出して運営できている一方、もう半分は経営に課題を抱えていたのが実情です。2024年の改定はいわば「淘汰のフィルター」として機能し、経営基盤の弱い事業所が退場し、健全な事業所が残る方向に制度が動いていると言えます。
利用者の立場からすれば、事業所選びの段階で経営の安定性を確認することが従来以上に重要になったということです。
データで見るA型事業所のリアル|賃金・就労移行率・経営状況

「やめとけ」という感情的な意見に流されないためには、客観的なデータを押さえておくことが大切です。ここでは、厚生労働省の公式データを中心に、A型事業所の実態を多角的に確認します。
平均賃金の推移(右肩上がりの傾向)
| 年度 | 平均月給 | 平均時給 |
|---|---|---|
| 平成24年度 | 68,691円 | ー |
| 令和2年度(2020) | 79,625円 | ー |
| 令和3年度(2021) | 81,645円 | ー |
| 令和4年度(2022) | 83,551円 | 947円 |
| 令和5年度(2023) | 86,752円 | ー |
(出典:厚生労働省「平成24~令和5年度工賃(賃金)の実績について」)
過去11年間で約18,000円増加しており、着実に改善が進んでいることが分かります。なお、最低賃金の上昇(2024年10月改定で全国加重平均1,055円)もこの傾向を後押ししています。
A型・B型・就労移行支援の比較
| 項目 | A型事業所 | B型事業所 | 就労移行支援 |
|---|---|---|---|
| 雇用契約 | あり | なし | なし |
| 平均月収 | 86,752円 | 17,031円 | 賃金なし(訓練のため) |
| 最低賃金保障 | あり | なし | ー |
| 一般就労移行率 | 約25% | 約3~5% | 約54.7% |
| 利用期間制限 | なし | なし | 原則2年 |
| 社会保険 | 条件により加入可 | 原則なし | ー |
| 対象年齢 | 原則18~64歳 | 制限なし | 原則18~64歳 |
事業所数の推移と現状
全国のA型事業所数は約4,000か所以上設置されていましたが、2024年の報酬改定を契機に減少に転じています。厚生労働省のデータでは、特に営利法人が運営する事業所の減少が顕著です。
一方で、IT分野や飲食業など付加価値の高い事業を展開する事業所は増えており、事業所の二極化が進んでいるのが現在のトレンドです。
A型事業所のメリット|「やめとけ」では見えない6つの価値

ネガティブな情報が目立ちがちですが、A型事業所には他の就労支援サービスにはない独自のメリットがあります。
メリット1:雇用契約に基づく最低賃金の保障
A型事業所は福祉サービスの中で唯一、利用者と雇用契約を結ぶ仕組みです。これにより、各都道府県の最低賃金以上の賃金が法的に保障されます。B型事業所の平均月額17,031円と比較すると約5倍の収入を得られるため、経済的な自立に向けた大きなステップになります。
メリット2:社会保険への加入が可能
雇用契約を結ぶことで、雇用保険への加入が可能です(加入率約93.3%)。これにより、退所後に失業手当を受給できる可能性があります。また、勤務時間の条件を満たせば厚生年金保険や健康保険にも加入できるため、将来の年金額にもプラスになります。
メリット3:利用期間に制限がない
就労移行支援は原則2年間の利用期限がありますが、A型事業所にはこのような制限がありません。体調の波がある方や、じっくりとスキルを磨きたい方にとっては、自分のペースで長期的に取り組める安心感があります。
メリット4:障害特性に配慮された職場環境
A型事業所では、支援員が利用者一人ひとりの障害特性を理解したうえで業務を割り振ります。定期的な面談を通じて体調管理のサポートを受けられたり、勤務時間や作業内容の調整が可能だったりと、一般企業では得にくい柔軟な対応を受けられます。
メリット5:対人スキル・生活リズムの安定
毎日決まった時間に通所し、職場でのコミュニケーションを重ねることで、生活リズムが安定し、対人スキルも自然に向上していきます。精神疾患からの社会復帰を目指す方にとっては、安全な環境で段階的に社会参加できる場として大きな意味を持ちます。
メリット6:一般就労への橋渡し機能
約25%の利用者がA型事業所から一般就労に移行しています。特に、一般就労への移行支援を積極的に行っている事業所では、履歴書添削や面接練習、企業見学の機会などが提供されるケースもあります。A型事業所で実務経験を積みながら、次のステップに進む準備ができるのは大きなメリットです。
こんな人はA型事業所に向いていない|正直にお伝えする3タイプ

A型事業所は万人に最適な選択肢ではありません。以下に該当する方は、他の支援サービスの方がマッチする可能性があります。
タイプ1:早期に一般就労を目指したい人
一般企業への就職を最優先目標としているなら、就労移行支援の方が適しています。就労移行支援は一般就労への移行に特化しており、移行率は約54.7%とA型の約2倍です。ビジネスマナー研修、職業適性の見極め、求人マッチング、面接対策、就職後の定着支援まで一貫したサポートを受けられます。
タイプ2:体調が安定せず週3日以上の通所が難しい人
A型事業所は雇用契約を結ぶため、原則として週3~5日、1日4~6時間の安定した出勤が求められます。体調や精神面の波が大きく、週に数日しか活動できない状態であれば、雇用契約のないB型事業所で自分のペースに合わせた利用から始めることをおすすめします。
タイプ3:高い専門スキルを持ち即戦力として働ける人
すでにITスキルや専門資格を持っている方で、一般企業でも十分やっていけるスキルがある場合は、ハローワークの障害者専門窓口や、障害者向け転職エージェントを活用して障害者雇用枠での一般就労を直接目指す方が、キャリアアップと収入の面で有利です。
失敗しないA型事業所の選び方|見学時チェックリスト15項目

「やめとけ」と言われるA型事業所の多くは、事前の情報収集と見学を十分に行わないまま利用を開始したケースです。以下のチェックリストを活用して、自分に合った事業所を見極めましょう。
見学前に確認すべき5項目
| No. | チェック項目 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 1 | 事業所の開設年と運営母体 | 公式サイト・WAM NET |
| 2 | 生産活動の黒字/赤字状況 | 事業所への直接質問 |
| 3 | 利用者の定員と現在の在籍数 | 事業所への直接質問 |
| 4 | 一般就労への移行実績 | 公式サイト・事業報告書 |
| 5 | ネット上の口コミ・評判 | Google口コミ・SNS |
見学当日に確認すべき10項目
| No. | チェック項目 | 見るべきポイント |
|---|---|---|
| 6 | 職員の対応・雰囲気 | 利用者への声かけは丁寧か、威圧的でないか |
| 7 | 利用者の表情・様子 | 楽しそうに働いているか、活気はあるか |
| 8 | 作業内容の多様性 | 自分の適性に合う仕事があるか |
| 9 | 障害特性への配慮体制 | 個別面談の頻度、体調不良時の対応 |
| 10 | 勤務時間の柔軟性 | 時短勤務や在宅勤務の選択肢はあるか |
| 11 | 休みやすさ | 通院日の配慮、急な体調不良への対応 |
| 12 | スキルアップの機会 | 研修制度、資格取得支援の有無 |
| 13 | 交通費・昼食の補助 | 自己負担の範囲 |
| 14 | 施設の清潔さ・設備 | 作業環境は快適か |
| 15 | 一般就労移行の支援体制 | 履歴書添削・面接練習・企業見学の実施状況 |
「ここはやめておいた方がいい」事業所の4つの危険サイン
見学時に以下のサインが見られたら、その事業所は避けることを強くおすすめします。
サイン1:見学や体験利用を断る、もしくは急かす。
良い事業所ほど「まずは見学から」と丁寧に対応します。「今すぐ契約を」と急かされたら要注意です。
サイン2:作業内容が極端に単調で、利用者全員が同じ作業をしている。
障害特性に合わせた仕事の振り分けがされていない可能性があります。
サイン3:支援員が利用者に対して命令口調で話している。
支援の場であるにもかかわらず、利用者を「労働力」としか見ていない事業所の可能性があります。
サイン4:経営状況や一般就労移行の実績について質問しても曖昧な回答しかない。
情報開示に消極的な事業所は、運営に課題を抱えている可能性があります。
A型事業所以外の選択肢|B型・就労移行支援・障害者雇用の比較

A型事業所を「やめとけ」と感じた場合でも、働くための選択肢は他にもあります。自分の現状と目標に合わせて最適なサービスを選びましょう。
| 選択肢 | 最適な人 | 収入目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 就労継続支援A型 | 支援を受けながら安定して働きたい人 | 月約8.7万円 | 雇用契約あり、最低賃金保障 |
| 就労継続支援B型 | 体調の波が大きく自分のペースで働きたい人 | 月約1.7万円※ | 雇用契約なし、利用期間無制限 |
| 就労移行支援 | 1~2年以内に一般企業へ就職したい人 | なし(訓練期間) | 就職支援特化、利用期限2年 |
| 障害者雇用(一般企業) | ある程度のスキルがあり企業で働ける人 | 月約15~25万円 | 一般企業での配慮ある雇用 |
| 就労選択支援(2025年10月開始) | 自分に合った働き方を見つけたい人 | ? | 適性アセスメントに基づく支援先選定 |
なお、2025年10月からは「就労選択支援」という新しいサービスが開始予定です。これは、利用者の就労に関する意向や能力、適性をアセスメントし、一般就労・A型・B型のどれが最適かを客観的に判断するサポートを行うものです(出典:厚生労働省「令和6年度障害福祉サービス等報酬改定の概要」)。
利用開始までの流れ|申請から通所までの7ステップ

A型事業所の利用を決めたら、以下のステップで手続きを進めます。
ステップ1:情報収集と事業所の候補選び
WAM NET(https://www.wam.go.jp/sfkohyoout/COP000100E0000.do)や各事業所のWebサイトで、お住まいの地域のA型事業所を検索します。2~3か所に絞り込みましょう。
ステップ2:見学・体験利用
候補の事業所に連絡し、見学と体験利用を申し込みます。前述のチェックリストを持参し、自分の目で確かめることが重要です。
ステップ3:市区町村の障害福祉窓口に相談
お住まいの市区町村の障害福祉課で、就労継続支援A型の利用を希望していることを伝えます。
ステップ4:相談支援事業所でサービス等利用計画の作成
相談支援専門員が、あなたに適したサービス利用計画を作成します。
ステップ5:暫定支給決定
A型事業所の利用には、原則として暫定支給決定期間(約2か月)が設けられます。この期間中にアセスメントが行われ、A型利用が適切かどうかが判断されます。
ステップ6:正式な支給決定・受給者証の交付
暫定期間の評価を経て、正式に支給決定がなされると、障害福祉サービス受給者証が交付されます。
ステップ7:事業所との雇用契約・利用開始
事業所と雇用契約を結び、通所を開始します。利用料は所得に応じて0円~37,200円の範囲で設定され、障害福祉サービス利用者の約92.7%が無料で利用しています(出典:厚生労働省「障害福祉サービス、障害児給付費等の利用状況について」)。
よくある質問(FAQ)

- QA型事業所は障害者手帳がないと利用できませんか?
- A
障害者手帳がなくても利用できる場合があります。主治医の診断書や意見書があれば、市区町村の判断により利用が認められるケースがあります。まずはお住まいの障害福祉課に相談してみてください。
- QA型事業所で働きながら副業やアルバイトはできますか?
- A
原則として、A型事業所利用中の副業やダブルワークは認められていません。ただし、やむを得ない事情がある場合は、事業所のスタッフや市区町村の障害福祉課に相談しましょう。
- QA型事業所を辞めたらどうなりますか?
- A
雇用保険に加入していれば、一定の条件を満たすことで失業手当(基本手当)を受給できます。また、他のA型事業所への移籍、B型事業所への移行、就労移行支援の利用開始など、次のステップに進むことが可能です。ハローワークの障害者専門窓口でも相談を受けてもらえます。
- QA型事業所の利用料はいくらですか?
- A
世帯の所得に応じて4段階に分かれています。生活保護受給世帯と市町村民税非課税世帯は0円、一般1(市町村民税課税世帯・収入がおおむね600万円以下)は月額上限9,300円、一般2(上記以外)は月額上限37,200円です。実際には利用者の7割以上が無料で利用しています。
- QA型事業所から一般企業に就職できますか?
- A
できます。厚生労働省のデータでは、約25%(4人に1人)の利用者がA型事業所から一般就労に移行しています。一般就労への移行支援を積極的に実施している事業所を選ぶことで、就職の可能性はさらに高まります。
- Q2024年の大量閉鎖の後、A型事業所を利用しても大丈夫ですか?
- A
2024年の報酬改定を乗り越えて現在も運営を続けている事業所は、一定の経営基盤を持っていると判断できます。むしろ、経営の不安定な事業所が淘汰された結果、残った事業所の質は全体として向上していると言えるでしょう。ただし、事業所の経営状況は見学時にしっかり確認するようにしてください。
まとめ:「やめとけ」に惑わされず、自分の目で確かめよう

「A型事業所やめとけ」という声の背景には、2017年や2024年の大量解雇問題、賃金の低さ、一部の悪質な事業所の存在など、一定の根拠があります。しかし、それはA型事業所全体に当てはまる話ではありません。
大切なのは、ネット上の情報だけで判断せず、実際に複数の事業所を見学し、自分の障害特性や目標に合った場所を選ぶことです。
A型事業所が向いている方にとっては、雇用契約に基づいた安定収入を得ながら、社会参加やスキルアップの機会を得られる貴重な場所になり得ます。まずは気になる事業所に連絡して、見学の一歩を踏み出してみてください。
※本記事の情報は2026年2月時点のものです。制度の詳細や最新の賃金データ等は、お住まいの市区町村の障害福祉課や各事業所の公式サイトで最新情報をご確認ください。






