私は小さい時に、発達障害があるのではないかと指摘をされたことはあったようです。しかし高校生の時まではそれほど困ることなく普通級で過ごすことができました。しかし専門学校に進んで就職活動が始まると、面接で尋ねられていることが理解できなかったり、自分のことを上手く伝えられなかったりといった場面で困るようになりました。
どうにか就職できた会社でも仕事が覚えられず試用期間で退職するように会社から言われました。その後、就職相談で行ってみた職業訓練校で障害者職業センターを紹介されました。障害者職業センターでは発達障害についてきちんと診断を受けた方が良いと勧められて、専門外来のある病院を受診しました。
そこで、発達障害という診断を受けた時には人生がひっくり返るような気持ちになりました。しかし発達障害専門プログラムにも参加して、障害についての勉強やコミュニケ―ションの練習をするようになると、自分の困り事を障害特性として理解できるようになりました。障害のことを受け入れて障害者雇用で就職をしてみようという気持ちになりました。
就職活動にはハローワークの障害者窓口の方が相談に乗ってくれました。就職したあとの定着支援には障害者就業・生活支援センターの方々が相談に乗ってくれています。就職して3年間、失敗もありますが、職場の方にも励まされながら頑張っています。