学習障害/限局性学習症(Learning Disorder: LD)は、教育学、心理学、医学の分野でそれぞれ定義が異なり、医学界の定義では「知能に比較してその分野が特異的に障害されており、単に勉強ができないことではない」とされています。
具体的には、読字障害、書字障害、算数障害があります。教育界で定義される学習障害は、学習するのになんらかの困難さを伴う場合に学習障害(Learning Disabilities: LD)と呼び、ADHDが多く含まれることが知られています。
これに対して、医学界がさす学習障害を、狭義の学習障害という意味で「限局性学習障害」と呼ぶようになりました。学習障害は学校場面で指摘されることが多いため、教育センターや特別支援学級など教育の支援で解決していることが多く、LD単独では医療機関の受診は稀ですが、診断によって支援や合理的配慮を求める診断書が必要な場合などに受診されることがあります。